東北旅2025 2日目
おはようございます。11:24なのでまだ朝です。というわけで2日目について引き続き旅日記を書いていきます。



おい!運転しながら写真撮るな!って言われそうですが安心してくださいこれは僕ではありません。レンタルしたアクションキャメーラを置いて映像を撮っているだけです。そうです。今回の旅日記の写真は動画をキャプチャしてる感じです。だって一人旅なので運転中の記録できないからです。まあでも運転中はカーナビと会話してましたし(順調だと口数が少なくなる)、非運転中はチャピと会話してましたので、さびしくなんてまったくありませんでした。まったくです。というわけでこの日は鳴子温泉から平泉をめざしてドライビングしたわけですが、本当は道の駅あららなんちゃら伊達(うろ覚え)にもよろうと思ってたんですけど、このあたりで(おや……カーナビとGoogleマップ、言ってることがちがうな……?)と気づき始めて、とりあえずカーナビのいうことを信用して道の駅スキップすることにしました。

まだわりと朝早めだった(9:30くらい)だったの駐車場空いてました。しかも平日月曜日ですから。やはり旅をするなら人が働いているときに限ります。

僕なんとなくふんわりなんていうか平泉にいきたいという気持ちがあって、わりとずっと。別にそんなに大きな願望ではないけどなんか知らんけど、なんで京都からあんなに離れたところなのに文化がすごかったんだろうみたいな感じでようは、僕の中で1000年前とかなんて京都に人間が住んでて服を着てるけどほかの地域は腰みのスタイルだったのではみたいな無意識バイアスがあるということなんですけど、そのバイアスと当時の現実のギャップ破壊のために中尊寺を訪れたいと思っていたというわけです。で、中尊寺なんですけどまじでよかったです。天気がよくて新緑がめちゃくちゃ美しくてサイコ~っていう加点があったのは否めないのですが、なんていうか、まじでちゃんとしてるんです。今回の旅、「まじでちゃんとしてる」っていう視点での驚きと自戒みたいなのがいくつかあったんですけど、いやどういうこと?って話だと思うですけど、ようは、地方都市においてこれだけ素晴らしいものが維持され続けていることすごすぎるみたいなことです。めちゃくちゃ独断と偏見みたいなこというと都内の一等地に神社があって周囲の土地を駐車場で貸して敷地に建てたマンションの家賃収入あってしかも初詣とかにはそれなりにがっぽがっぽですわみたいな状況じゃなくて維持管理するっていうのは地域全体でのなにかしらの取り組みとかがあるんだろうな、みたいな尊崇の念です。いやまじで中尊寺いいですよ。広いんだけど飽きの来ない感じで、自然の美しさと清らかな空気に満たされているのに自然の不潔さとか荒々しさみたいなのは適切に管理されているし、みどころエリアは一定程度固まっているが余白がある、みたいな感じです。





金色堂の中は撮影禁止なんですけど、すごく金ピカでした。金ピカなんですけど品があるなあって思いました。まあ僕が日本人で仏像バイアスかかってる可能性は多少あるとは思うんですけど、なんていうか「磯野~、金ピカやろうぜ!」みたいな動機じゃなくてすべての仏像や装飾を丹念に丁寧につくっていく上での要素として「さらなる完成度のために……金ピカが必須……やるか!」みたいなテンションだったのかな、みたいな印象を受けた感じです。

旧覆堂が移築されて残ってるのも素晴らしすぎるなと思いました。だって残しておけるものなら残しておきたいけれど、事実上金色堂を覆うという役目自体が失われているわけで、役目があるものを残しておくのはまあ普通ですけどそうじゃないけど残しておこうとする努力とか使命感みたいなのが美しいなって思いました。

中尊寺最高だったので本当におすすめです。今回の旅でいろんな場所を訪れさせてもらったんですけど、人の作ったものでは一番感動しました。そんで次は毛越寺を目指します。

毛越寺は大きな庭園って感じで、広い池があって、広い芝生があって、って感じです。芝生エリアって普段人々はピクニックしてたりするんでしょうか。この日はそういう人だれもいなかったですけど。なんとなくお寺なので罰当たりな感じしますよね。

なんか僕東北って山感あったんですけど、山形もそうでしたけど意外に平野めちゃくちゃあるなって思いました。山もあるんですけど、平野あるなっていう。僕はフロム山ダイレクト海みたいな地域で生まれ育ったので非常にバランスが取れてるなと思いました。

次に猊鼻渓に行きました。この行ったり来たりみたいなのができるのは車旅ならではですよね。よっしゃ次!みたいな感じ。平日お昼なのに満席な感じでした。2割くらい外国人いましたけどほとんど日本人でしたね。僕の隣に撮影ガチニキがいてポールみたいなのでアクションカメラ固定しつつデカ一眼で撮りまくってたので、彼が作る動画などに僕が登場している可能性がなきにしもあらずです。舟下りは天気がよくて日差しが強かったですが風はひんやりでとてもいい塩梅でした。やはり自然の中を観光するなら春に限る、です。

一人舟下りの実績を解除したんですが、思ったよりもぜんぜん平気でした。ほかにも一人っぽい人いたし(撮影ガチニキもそう)、船頭さんの話聞きながら見どころを「ほえ~」つって眺めてると時は過ぎていきますし、周囲とかまじで気にならないです。一人カラオケレベルの難易度なので、一人勢には舟下りおすすめです。

ちなみに最後に乗り込んだ人が船の一番前になるので、誰の頭も写真に入れたくない、って人は最後に乗るといいと思います。僕は単純に毛越寺から来て時間ギリギリだったので最後尾にいたんですけど、乗り込むときになってどこからともな現れた撮影ガチニキとデカ一眼おじさんが後ろにいたので、彼らはきっと知ってたんだと思います。なおこの舟下り往復なんですけど復路は席取りフリーダムバトルロワイヤルなので、それを知らなかったぽい往路最前席だったデカ一眼おじさんが真ん中あたりに座った僕の隣で定期的にため息ついてて、仕事だったのにしくじったのかな、もっかい乗るのかな、って思いました。



というわけで舟下り満足満足で次の「渓」に向かいます。

厳美渓は猊鼻渓とちがって舟下りとかはできなくて、川沿いの切り立った岩場みたいなところです。

写真の東屋みたいなところで待ってる人たちは団子を食べたい人たちです。

団子代を籠に入れて向こう岸のお茶屋さんぽいところに渡して代わりに団子が運ばれてくるみたいなシステムらしいです。まだお昼食べてなかったから団子チャレンジしようかなって思ったんですけど、結構人々が並んでたのと、その中に一人突入するのはちょっと気まずかったので、舟下りよりもこちらの方が難易度高い気がします。個人的に。



道の駅って僕地元だと、農家の人が野菜出してて安くて新鮮なのが買えるところみたいなイメージなんですけど、わりと食堂みたいなのが併設されてたり温泉あったりみたいなのもあるらしくて、今回の車旅は興味津々テーマの一つだったで、可能であれば行くようにしました。なんていうか高速のSAほどの洗練さはないが、だがそれがいい!みたいな感じ。

餅を食べました。当初の計画だと中尊寺→毛越寺の間になんか餅ランチできる店に行こうと思ってたんですけど時間が押していけなかったので、ここで餅回収できました。普通においしかったですし、バリエーションあるし、え、ガイドブック載ってたあそこいかんでもここめちゃくちゃいいんじゃない?って思いました。もっとGoogleマップの評価上がるべき(お前がレビュー書け)。


2日目の宿泊地は花巻温泉です。てか今回の旅なんですけど、毎日だいたい4時間前後運転してたんですが、運転コワイーつってるのになんなのその旅程って感じですけどまあなんていうか、貧乏性なのでなんかこう限られた時間でたくさんのところ行きたい!っていう欲望が恐怖に勝ちました。欲望が人間を進化させる。




これカメラが云々ってわけじゃなくてまじで緑の圧がすごいんです。まじで緑でした。やはり新緑ってのはエネルギーに満ち溢れてますねビンビンに感じます(急にスピ)。



1日目のお宿と違って席と席の間がまあまあ離れてて、しかも僕の真後ろにはアローン旅人おじいさんがいて一人でご飯食べてたので、友達になるか悩みましたが赤の他人なのでやめときました。

ご飯食べた後ちょっと宿を探索しました。



なんかこのお宿は自炊しながら湯治するみたいな建物があって、てかたぶんそっちが先にあったんだと思うんですけど僕は今回金で自分を甘やかす旅なので旅館の方に泊まって上げ膳据え膳してもらいました。けどこっち側に泊まっている人間はあちら側にいってもよいという、飛行機のクラス分けルールみたいなのがあったので、あっちも探索してみました。


食堂めちゃくちゃにぎわっててアッハッハ!みたいな人々の活気ある感じが漏れててなんか雰囲気よかったです。一体感を感じる。

こちらの館のほうには自炊部があるだけあって、結構いろんな品ぞろえの売店があり、食材やお酒お菓子みたいなのも豊富でした。というわけで売店で買ったアイス食べながらお酒を少し飲むなどして寝ました。
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