Augustsky

40代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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こんばんは、愛と勇気とブログだけが友達の僕です。ポルトガルに行ったことはありますか? 僕はあります。出張で。初めてのヨーロッパ出張で一人きりで英語もろくに話せないしすべてが無理ぽだったんですが、フランクフルトで乗り換えて、ゲートでチケットがエラー吐き出してスタッフのおばちゃんにこっちこいて言われて、なぜかゲートの内側のスタッフが旅客をお出迎えするカウンターみたいなところに待機させられて、疑似航空会社職員としてお客様のご搭乗をしばし見送り、その後意味わからんまま搭乗してよくなって自分の座席に疲労困憊で座ってたら急に膝においてたカバンをCAさんに取り上げられて、ビクッとなって見上げたら「カバンは上に入れとくからね!」みたいなこと言われて「ふぇ、へええ」って感じでポーチガル女子は大胆不敵すなあと思ってたんだけど、なんか搭乗中視線を感じるなと思ってたんだけど、トイレに立ったら別のCAさんが「あなた、大丈夫!?」みたいな感じで声かけてきてどうやらめちゃくちゃ僕疲労のせいか初欧州のせいか顔色が悪かったぽくて、なんかわりと心配してくれてる感じでポーチガルの民、心がやさしいなと思いました。ポルトガルはリスボンにしか行ってないんですけど、街並みがガチ石畳でスーツケース殺しの異名をもつに違いない感じだったんですけど、なんか街が本当に綺麗で屋根がオレンジの瓦?みたいなのでわりと統一感あって、路面電車走ってたりしてて、僕仕事がくそ忙しくて出張のうち一日分の日中をホテルの部屋にこもってたんですけど、もっと観光とかできたらよかったです。海外出張初心者だったのでやらなかったけど、メリケン行ったときとかは有休くっつけて遊んだりしてたので、そういうのすればよかったです。なので僕はあまり行きたい国とかないんですけどポーチガルはもっかい行ってみたいなって思います。なんていうんですかね、南欧って感じがやっぱいいなって思いました。ハンガリーとかはなんか空港からブダペストの市街地に行く間、タクシー乗ってると魔女いそうな感じの森というか林みたいなのとか魔女がいそうな感じの鉄柵で囲まれた石っぽい家がある上に少しビル出てきたら共産主義時代の名残しかないみたいな感じなので、それに比べると欧州でも全然ちがわいな~と思います。ちなみにハンガリーはディスってないです。僕が一緒に働いてた現地の同僚ズはすべての民が素晴らしい人達で素朴でやさしかったです。ポルトガルで一番印象に残ってるのは、わりと大人数でホテルのレストランでランチを食べる流れになったときのウェイターさん男性が、どえらい美しさのモデルさんみたいなていうかモデルもやってんだろなそしてこの後羽ばたいて行くんだろうなこの高級ホテルの客に声かけられてコネができて世界に飛び立つ5秒前だろうなって感じで、その一瞬のみで僕はポルトガルはなんて素晴らしい国なんだろうと思いました。なんていうんですかね、整った目鼻立ちととんでもないスタイルのよさ、そしてほのかに褐色の肌が光をすべらせるような美しさが南欧の美の権化という感じで大変心に残っております。ところで、頭のよさの話なんですけど、僕が働いている会社はわりと賢い人々がたくさんいるんです。理系の意味で。ていうか理系たちがメインで金稼いでる会社なんですけど、とにかく東大とか京大とかアイビーリーグとかそういう人々たちで僕は本来なら目を合わせることなどもってのほか御簾を隔ててしか会話が赦されぬ存在ですが、意識高い寛容な会社なので私服で茶髪のパーマ爆発頭で窓際の一人掛けソファに浅く腰掛けてイヤホンで音楽聴きながら仕事してても怒られたことがありません、高い、意識が。で、会社のマジョリティがかしこなので、マーケティングとか営業とかそういう感じのことで(ちょっと謎だな?)と思うことがあっても、でもまあかしこたちが決めてることだし僕みたいな下賤の者には及びもつかない崇高な思念によって導き出されているんだろうと思ってたんです。僕はひかえめなので。でもうっすらと感じてた疑問が最近確信になったんですけど、数学ができるのって、もしかして数学ができるだけでは?ってことなんです。いやほら僕、生まれも育ちも日本国ですので、文系理系問題あるじゃないですか、文系は自虐してこそみたいな社会なのでそれを前提で話をしています。で、確かに文系はバカの裾野がめちゃくちゃ広いんですよね。ロングテールバカなんです。それに比べると理系ははちゃめちゃなバカはいないっていうか、理系かつはちゃめちゃなバカはコミュ力も壊滅してるので多分視認できる前に社会から淘汰されてる可能性がありますが、文系のバカは比較的コミュ力はあることがあるので、視認できるというか、あ、ちなみにここでいうバカには愛を込めてバカと言っているので誹謗中傷ではありません。で、文系は汎用的な仕事、いわゆる誰でもやろうと思えばできる(けどできる人間とできない人間でエグい差が出る)をするので、その中でのバカはわかりやすく結果でバカとわかるしなんかこうオープンなんですけど理系って専門職に近くなる分、その道においてはすごいって感じで進んでくんですよね(個人の感想)。で、なんていうんですかね、正直理系のかしこのやってることって何がどうすごいのかもよくわかんないんですよ、なんていうかすごいんだろうけどわかんないです。で、多分理系のかしこ界においても、あいつはわりと実はしょぼい、みたいなのはあると思うんですけど、それが文系側には漏れ出てこないんですよね。なんていうか、絵とかに似てるっていうか、絵の具こぼしたから雑巾でふいたら伸びたのかなみたいな抽象画とか、これなにがいいのおっさんのランニング姿、みたいな写真とかあるじゃないですか。ああいうのを見てる状態に近い。でも文系は謙虚であることを叩き込まれているので「いやあ、理系様のなすってることだ、きっとすげえことにちげえねえ」っていうリスペクトの気持ちをもっておるわけです。一方、理系のかしこたちはまじでその道の専門に進めば進むほどまじで極めればシーザーなので、聖域化していくわけですけど、実は彼ら、なんと、専門外のことはわりとまじでわからないってことが最近実感を伴ってわかってきたんです。そんなのあたりまえでは? という気持ちはあるのですが、やはりかしこはかしこ、かもめはかもめなので、そうはいってもかしこだから文系的仕事についてもなんかわかってるんだろう、って思ってたわけです。黒魔法すごい使えるし白魔法もケアルダくらいまでは使えるんだろう、みたいな。もちろんこれまでも文章力が壊滅的な理系の人に出会ったりはしたんです。これは多分数学が壊滅的にできない人種(僕含む)の理系版で、まあ例外的ケースだと思っていたわけで、実際にはまあ例外ではあるんですけど、それ以外のかしこたちも、いわゆる専門外のことは割とまじでわからないってことがわかってきたんです(2回目)。で、何の話をしてるかと言うと、普通は理系と文系、わかりやすく言い換えれば専門職と営業職みたいな柱が会社にはあるわけですけど、僕の職場はわりと、わりと専門職の声が9割のデカさなんですね。で、文系的価値観はわりとなんていうか軽視されておるわけです。その中でいろんな状況が世界的に変わってきている中で、文系的仕事の大切さを僕はいまめちゃくちゃ感じているわけです。それは自分が文系だからってわけではなくてですね、会社の一員として状況をふまえてそう思うわけです。で、これはもう古の時代から言われていることではあるんですけど、頭の良さ、っていうのを試験の出来だけで測るってことどうなの問題あるじゃないですか、確かに地頭がめちゃくちゃいい人間はいずれにしても試験を突破してくるから、社会としてもきちんと見逃さず高等教育を与えられてよい人材を引き上げるにはよいし、一方とんでもないバカを効率よく除外するには試験が一番効率がいいんだと思うんですけど、それこそ商売の形自体がめちゃくちゃ多様化してきている中で、一部のスーパー地頭だけだとリソース不足は否めないわけで、そうすると従来の試験以外の他のものさし必要なんじゃないかみたいな感じはある気がしてきましたですね。とはいえAO入試とかは僕ちょっとゴミかなと思う偏見を持っており、具体的には旧友の姉が高校時代に南米に一年間留学してたという理由だけでわりと凡庸な高校から九大に行ったのを見ててしょうもなだったことがあるからなんですけど、でもそういう人材ってなんやかんやでサイコパス的にのし上がっていく資質はあるので、そういう意味では突出した人材を引き上げてる感じもするんですけど、文、理とは別のサイコパスって枠なので、社会にとってはなんていうかわりとあんま役に立たんと言うか、社会システムのバグをついて成り上がる系なので、わりと迷惑に分類される気がしますが、なのでまあAO入試っていうかサイコパス入試な感じもしますが、話がそれましたが、なので、僕がいいたいことは文系は謙虚で自虐的であることをすりこまれているがゆえに、理系のかしこにまかせておけば大丈夫だろうと思っていたら、どうやらそうでもないってことがあるな!ってことです。もちろん理系でも文系でもはちゃめちゃに優秀な人は優秀なので、そういう人は除外して考えてくれよな、の話です。社会や会社はそういうはちゃめちゃ優秀な人たちだけで成り立ってるわけではないので、なんていうの、なんかもうちょっとうまい人事システムできるといいねそろそろ、って考えてました今週。ていうか学校の勉強と関係なく、社会に出てからの仕事は経験しかものを言わないのでそらかしこだろうが、門外漢になっちゃうので、勉強のかしこさの延長をなんとなく評価に含め続けるのは危険だよねってことでしょうか。

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