Augustsky

40代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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まとまりのないことを書く

こんにちは、ゲゲゲの謎を見ました。よかったです。見ながら本筋とは関係ないことを考えたので書きます。第二次大戦はいくつかの戦争にざっくり分けられると思うんですけど、アメリカとの戦争が始まった1941年末から1945年夏のことについて考えてました。3年半くらいだったってことでしょうか。昭和の終わり頃に生まれた僕としては、先の戦争というと、なんだかすごく長い、一時代であったかのような感覚があるのですが、たったの3年半だったんですね。ついこないだまでコロナ禍だったじゃないですか。コロナ禍も3年くらいでしたね。日常が非日常になって、それがどんどん予想できない方向に進んでいき、平時であれば(嘘でしょ?)と言いたくなるような状況になって数年続く経験を、コロナ禍まで僕はしたことがなかったのですが、コロナ禍を経て、あらためて先の戦争のことを考えると少しだけ想像力が増したような気がします。なんていうか、普通に延長線上にあることだったんだなと思いました。普通に農業やら事務やら工場やらの仕事をしたり学校に行ったりしていて、街には建物が建っており、娯楽もあって、都会の人々は休日には人々はでかけて、おしゃれをしたり、お酒を飲んだり、音楽を聴いたり戦前はそういう生活を皆多分してたんだと思うんです。でもなんか、僕というか僕らの世代がそうだと思うんですけど、なんかこう、江戸時代のあと近代が来て、そのあとなんかもやがかかった感じであいまいで、大正デモクラシーみたいな雰囲気があったことは知ってるんだけど、なんか昭和初期は完全に唐突に暗黒の時代みたいなイメージを植え付けられてた気がします。子供の頃。まあ教科書が東京書籍だったし先生が日教組だったのかもしれないですけれど。なので、なんかこう戦後の焼け野原も含めて、現代の日常からすると非日常すぎて、地続きの過去なんだけど、早々に江戸時代とかと同じ感じの「歴史」の枠に入れられちゃってた気がします。それだけ社会にも人々の生活にも心にも衝撃の大きいできごとだったんだろうなと思うんですが、その時期(あえて時代とはいわずに)を生きた人々(なくなった方も大勢あった)がその後の人生を過ごしていくなかで、どうしても忘れることはできない人もいれば、切り替えて行く人もいたと思います。で、最近YouTubeで勝手に作ってくれるプレイリストを流してて、宇宙戦艦ヤマトの主題歌が流れてきたんで聴いてたんです。曲自体は全然昔から知っててなじみもあり、この作曲者の人の長男がマツケンサンバ作ったんだ~すごいな~とか思いつつ聴いてたんですが、宇宙戦艦ヤマトのヤマトって戦艦大和(を改造して作った)ってことをふと考えたときに、なんかいろんな意味で人間たくましいなって思ったんです。あんなに凄惨で壮絶だった戦争の記憶がある世代の人たちがまだまだ社会にいる中で、沖縄へ向かう途中に撃沈されてしまった日本海軍を象徴する戦艦をモデルにしたアニメ(しかもドキュメンタリーとかではなくヤマトが活躍する完全フィクション娯楽アクション作品)を作るっていうのが、敗戦の辛酸を嘗めたカタルシスであれば執念がすごいし、完全に切り替えた思考のエンタメで作ったのなら切り替え力がすごいし、でもいずれにしてもたくましいなって思いました。で、コロナ禍もあと少ししたら普通にコンテンツとして作られてくるかもですが、現に今、もうコロナ禍のこと半分歴史みたいな感じで、なんていうか日常とは別コンテンツに切り離された番外編だった雰囲気が社会にあるので、日常への軌道修正力というか揺り戻しみたいなの、人間社会まじですごいなと思います。で、コロナに関するコンテンツができて、それを見たとき、僕は実感をともなって嫌な気分になりながら見ると思うんです。怒りも湧いてくると思います。で、戦争の映画を見る機会って僕はあんまりない人生なんですけど、今はもう少なくなってしまった戦争のことを知る世代の人達が戦争映画とか戦争をあつかったドキュメンタリーをみてたときって、きっとこんな風に実感をともなってご覧になってたんだろうなと思うと、なんか、僕ぜんぜんわかってなかったなって思いました。とかそういうことをゲゲゲの謎みながら少し考えましたが、ちゃんと集中して見ました。泣きました。なんだかんだ子供のとき鬼太郎(たぶん3期)みてた世代なので。

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