Augustsky

40代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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年相応分相応

こんにちは、GWいかがお過ごしですか、僕は間に挟まった平日に有休をとりましたので10連休です。こういうときわりと休み取りやすい会社で良かったなと思います。海外勢にも「日本はこの時期連休だから」って言うと、なんかいい感じに日本全国民がそうなんだと誤解してくれて、クリスマスとか旧正月で自分たちが休みまくるのもあり、「そうなんだ~楽しんで~」みたいな感じで仕事代わってくれたりするのでよいです。僕も彼らのバケーション時には同じように振る舞うので、持ちつ持たれつ、人に優しく自分に優しく、が平和でよいなと思います。ところで僕は貧民窟のほら穴に住んでるんですが、ここんとこ人に会ったり、今日午前中雑誌を読んだりしていて思ったんですけど、うまくまとまらないのでツラツラ書いていきますと、まず、銀座(に限らずだが)とかでそれなりにいい感じの、落ち着いた飲食店などに行く人々の年収っていくらくらいからなんだろう、ってことを考えており、少なくとも僕の周辺では見当たらず(明らかに年収高めな人々もいるので、そういう人は皆さん銀座行ってるのに僕とごはん食べるときは赤提灯に行ってくれるだけかもしれん)、いったいどんな人たちが銀座に?って感じだったんですが、数日前に会った人が「午前中銀座に買い物行ってて」みたいなことおっしゃってたので、(この人的なプロフィールの持ち主が銀座行く人なのかな)と思って、なるほど~と思ったんです。ちなみにこの人は服もブランドのものをお求めになっていらっしゃるようで、「それどこの服ですか」って訊かれて「ゾ、ゾゾタウンで買いました」って言うのにほんのり恥じらいを感じました。で、雑誌のPOPEYEあるじゃないですか、なんか佇まいを変えつつもずーっと前からあるやつ。で、買って読もうとは思わないんですけど年齢的にもほら穴的にも。Kindle unlimitedで読めるので今朝ぼーっと眺めてたんです。で、毎月のテーマみたいな、見出しみたいなのとかみても「僕らのなんちゃら」みたいな明らかに20代前半ボーイ以外が口走ってたら張り倒される感じの青臭いコピーなんですけれど、誌面で紹介されている服とかがが明らかに一般的20代前半ボーイが手を出せる価格ではないじゃないですか。これは別に今始まったことではなくて、僕が20代前半ボーイだったころからそうだった気がするし、でも今ほどじゃなかったかもしれんけど覚えてないけどだって20年近く前のこと覚えてられないですし、ただ、メンノンとかは明らかに当時からどこのキッズがこんな値段の服買えるんだよっていう感じではありましたけれど、とにかく、これ誰向けなんだろうと思ったんです。で、上京する前、山の谷間の川のほとりで過ごしていたころにはまったく想像もつかなかったんですけど、ほら穴に住んで、日々散歩に出て街中を歩いているうちに歳を重ねて、どうやらまじで想像以上に金持ちいるな、と言うことに気づいたんです。我が貧民窟のロケーションは絶妙な位置にあって、ちょっと歩けば東京屈指の高級住宅街のひとつがあったり、その流れから落ち着いた金持ちたちが来そうな通りがあったりするだけではなく窟の周辺も基本住宅街で、猫のひたいみたいな土地に建つ一戸建てにも高級外車が停まっていたりするわけです。そう考えるとわりと東京では身近に(単なる物理的な意味で)、POPEYE層いるんだろうか、と思ったわけです。雑誌なので地方のコンビニとかでも売られてたりするわけですが、古の時代、僕の地元でPOPEYEに載ってる服買えるのなんて多分医者か漁師か材木屋の倅くらいしかいなかったので、明らかに雑誌売っても意味なかったんですけど、そう考えるとなんとなく、あたかも20代前半ボーイの等身大の生活みたいな感じでコンテンツが組まれているこの雑誌はすごく誤解を生み出していたような気がしており、それは現代におけるインスタとかでの、よりダイレクトな虚像のスタンダード化みたいなものに通じるものがあるなと感じたんです。なので、「僕らのなんちゃら」みたいな見出しは実際には「(実家激太キッズである)僕らのなんちゃら」だったということにこの年齢にして気付いたというわけです。だからなんなんだよ、なんですけど、いや80年代を経て90年代、なんとなく一億総中流感がふんわりと続いてた気がしてたんですけど、ぜんぜん格差あったなって感じで、スーファミ買ってもらえるか買ってもらえないかみたいなことひとつとっても、明らかにめちゃくちゃいっぱいソフト買ってもらってて、数多すぎて把握できないから盗まれないように油性マジックで名前書いてるみたいな子いたじゃないですか、あの子がPOPEYEの想定読者層になってったんですね。いや何が言いたいんだよ、なんですけど、ちょっとまってほしい、なので、要は身の程に合わないようなことを「普通」であるかのように見せるマーケティングってなんなのって感じなんです。例えば古の時代ハイファッションって雑誌とかあったじゃないですか、ああいうのはいいんですよ明らかにターゲットが明確じゃないですか。なんていうか身の丈を混乱させるような情報ってよくないなって思ったわけです。とはいえ、逆に自分には縁が無いなと萎縮しちゃって人生の経験を放棄するのももったいないことではあるな、という気もしてきて……午前中雑誌を読みながら。で、自分の身の丈をきちんと測って、身の丈にあった服とか、訪れる飲食店とか、そういうのを抑えていける40代になるといいなと思ったんです。とか思いつつ読んでたのがHanakoの銀座特集だったんですけど、なので僕は銀座をフルに訪れるにはちょっとほら穴すぎるな……と思いつつもめちゃ高級店じゃなくても、中には自分が行ってもよさそうなところもあるかもなと思い、身の丈にあった形で新規開拓していろんな経験をしていきたいなって思ったので、いっしょにやってもよいよ、って人がおったらご一緒しようね。

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