Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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週に二度同じ映画をみた週

一週間で同じ映画を二度も見に行くなんてことは人生で初なのですが、窮鼠を木曜日にも見に行ってしまいました。なんでしょう、こう、とても精神がしっとりしてモイスチャーな感じです。今ヶ瀬の余裕ぶってるとこと、必死なところや大伴のいろいろと考えを巡らせているであろう表情とか海とかシンハー夏生の恐ろしさとかたまきのいじらしさとか感情の引っ張られ先がたくさんあって、強く心に影響を受けてしまいます。日常生活でもなんだかしっとりしちゃって、おかげで丁寧な暮らしというか、なぜかそっちの方向に人生がシフトして夜中に酒浴びながらポテチ貪る、みたいなことをしなくなりました(まだ数日のことだけど)。僕はハッピーエンド原理主義者なので、一度目見たときはハラハラしていたんです。こんなに幸せそうな二人なのに、のちほどどん底に叩き落とされてしまうのではないか、と思うと幸せそうな二人の姿を諸手を上げて歓喜することができません。けれど、二回目はラストを知っていましたので、そしてあのラストは僕的にはハッピー側なので、二回目は全力でにやにやできました。マスクをしていますし、映画館の座席は一つずつ空いていますから、何度も人目を憚らずに心の赴くまま満面のえびす顔でいられる機会がありました。タイ料理屋のシーン、テーブルの顔面偏差値が高すぎて後光が射して見えました。そう、パンフレットを買ってきたんです。というか、もともとはパンフレットを買い忘れた後悔から夜も眠れず食事は喉を通らず仕事も手につかずTwitterみてしまう(これはいつものことだが)ので、パンフレットだけ買いに行こうと友人とお誘いあわせの上パンフレットを買いに行こうとしていたら、やはりチケットを買わずにおられない心境になりそして二度目を観たということです。今回は大きな映画館でしたので、座席もあり、人も満員入ってたみたいで、早めに予約して真ん中のよい席取れててよかったな~と思いました。まあ僕はすごい気にするマンなので、(え!これポップコーン食う映画!?今このシーンでポップコーン食わないとだめ!?)って思ったりする派であるため、そういった意味では最初に鑑賞した池袋の映画館は僕と友人と斜め右後方におじいさんひとり、という布陣でしたので、一度目を集中して見るのには最高の環境だったなと思いつつ、これからもあの映画館はよさそうだなと思った次第です。本日はですね、カールスバーグとシンハーを買いに出かけようと思うんです。ていうか、僕は映画とかみたらすんごい影響を受けちゃうんですけど、その影響を受けるって言うのも、劇中に出てたものを買うとかってわけじゃないんですけど(ビール買いに行くって言ってるのは置いといてください)、なんかこう、窮鼠をみてから本当に精神的にしっとりしちゃって、昨日は夜散歩にでたら二時間四十分歩き続けてしまったんですけど、もはや徘徊ではという感じもしますが、なんかこう夜の東京を歩いていると、東京の一部になった感があるというか、僕は東京大好きなのですが、とはいえいろんな店を知ってるとか名所を知ってるわけではなくただ東京の街が好きなんです。で、昨日歩いているとマスクをしているじゃないですか。で、人通りのないところに来たらマスクをずらして、めいっぱい空気を吸うんです。その時の、秋の東京の夜の匂いといったら、それだけで幸福感に満たされて意識が遠のくようでした。マスク無しで空気を吸えることの尊さを噛みしめる時が来るなんて思いませんでした。昨日はずっと外に居たかったんですけど、そうもいってらんないので家に帰ってきましたが、なんかこう、家の中に居ると完全に家、で、僕の家で僕の人生でしかないんですけど、東京の街の中にいると、窮鼠の世界観とかぶっているじゃないですか、東京の街が舞台であるため。なので、決して僕はあの物語に入ることはできないにもかかわらず、そこはかとなく同じ世界を共有できるというか、そういう感覚を味わいたくて僕は昨日ずっと歩き続けていたんだと思うんです。何言ってんだこいつ、って感じですけどとりあえず今日もしっとり過ごしてしまいそうです。

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