Augustsky

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映画・ドラマ・舞台

キネマと恋人を観ました

2019/06/21

本日は17:20に職場を去って、三軒茶屋へゆき、キネマと恋人を観劇してきました。ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台を観るのは修道女たちに続いて2作目なのですが、本当に面白かったです。修道女たちが大変面白かったのでキネマと恋人もチケット発売して即買いました。前から6列目ですごくよく見えて最高でした。修道女たちもそうでしたが、まずとにかく舞台の仕掛けというか、演出が洗練されていて、冒頭のシーンが終わった後、出演者とタイトルが出る演出、今回もあったんですけどかっこよかったです。しかも今回は舞台上を俳優さんたちが巧みにパネルを操って移動するんですけど、ピッタリ映像がついていくのに驚きました。タイミング完璧でした。しかも森口ハルコ役の緒川さん以外、皆さん一人何役もされているのもすごかったし、舞台の転換みたいなのもすべて役者さんがされてるんですけど、それもダンスだったりして、 あと衣装の早替わりも見事 で、もうずーっとこの作品の世界にお邪魔しっぱなしでいられるんです。

この舞台、3年ぶりの再演らしく、初演はみていないのですが物語としては昭和11年の日本のどこかの島が舞台です。そこに暮らす緒川たまきさん演じる森口ハルコと、ハルコが大好きな映画の登場人物、妻夫木聡さん演じる間坂寅蔵が映画の中から現実に出てきて出会うことから話が始まります。この映画自体も舞台上で上映されてそれを登場人物たちがみて、寅蔵が出てきてしまった後は映画の登場人物たちと現実世界の人々が会話したりするんですけど、そのタイミングがもう、ピッタリなんです、もう本当にすばらしい。上演開始18:30途中休憩15分の21:55終了という長い作品なんですが、ぐんぐん引き込まれるのでまったく飽きませんし、笑いどころもたくさんあって約2時間半あっという間でした。

人生はままならないし、現実はそう甘くない、けれどなにかしら救いや希望はある、そういう舞台でした。すごくおすすめなので、ぜひ見に行ってください。

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