Augustsky

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インディゴの気分の2話を見た

酔っぱらった木島先生ががアメージングなかわいさですね。皆さんは見ましたか? インディゴの気分の2話、本日0時から配信しておりますよ。今回は全編、木島先生のタバコの煙を斜め上方にフーっとする面、素面の面、 酔っ払った面、吐く面、泣きながら謝る面、翌朝のやっちまったなの面、味噌汁の匂いをすーっと嗅ぐ面、「ありがとう」っていう面、しょんぼりしながら「はい」って言う面、城戸の勝手な頼みに「信じらんないよ」な面、お前だけが頼りなんだって言われて握られた手を見下ろす面、ジャケットで玄関ドアに現れる面、蒲生田先生にビビッて「行こ……」っていう城戸を見るクールな視線の面、蒲生田先生に談判する面、蒲生田先生にに色気あるっていわれて画面いっぱいに顔がうつされる面、「やるよ」っていう面、「僕はかまわない」って言って一点を見つめる面、さまざまなファビュラス木島先生が見られましたね。

酔っぱらってふらふらあるいて首もふらふらさせて呂律まわってない感じの木島先生がラブリーでしたが、洗面所で城戸にもたれかかって「すみませ……」って言いながら涙がスーッと流れるところのプレシャスさといったら役者さんってのはほんとにすげえなと思いましたね。あのタイミングでね、すごいですよね。今回は基本的にのほほんとした気持ちで、穏やかに見られてよかったですね。城戸もなんだか憎めないやつ風になってきたりなんかしちゃってね。でも僕は騙されません、今回だって城戸がおちゃらけ風で木島先生の介抱しちゃったり朝ごはん作っちゃったりして殊勝な感じですっかりほんわかドラマ風でしたけど、普通に自分の結婚のために仕事とらないといけないってんで、木島先生勝手に連れてくるつって、「蒲生田先生の最後の作品になるかもしれないんだ」とか「お前も先生の作品気に入ってただろ」とか「大先生から創作のヒントがもらえるかもしれない」とか、上っ面の理由を並べて、でも本当の理由は言わずに「俺、絶対この仕事取りたいんだ」とか言って、その瞬間の木島先生は険しい訝し気な瞳だっただろう、けれど「俺の手で出したい本なんだ」って言ったときには少し心がほどけたような眼をしてた、そして「木島、お前だけが頼りなんだ」って言われた時の木島先生のあのまなざし、見たかよ城戸、あのまなざしの奥で、木島先生は心打たれてたってわかるだろう、この20秒の間に木島先生は、城戸のことを信じて力になってあげようって決心したんだ。この20秒のなんて美しいことだろう。人生がけっぷちで親の葬式にすら出ず法要の返事すらしないくらいすさんだ生活を送っていた小説家である木島先生が、ひょんなことから居候してくることになった城戸との生活を経て、人のために何かをしようと決心した20秒間。竹財さんの表情の移ろいが、木島先生の心情を滑らかに、言葉で語るよりも何倍も強く深く心に伝えてきて、やはりポルノグラファーの時もそうだけど、この作品の映像の美しさには本当に心が奪われるなとしみじみと思うのです。この時、城戸にはあの木島先生の心の移ろいが伝わっていたのでしょうか。

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