Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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屋形船乗ったりコンサートに行ったり

今週末は、二日とも外に出ました。一昨日、一人、家で忘年会をしたのですけど、飲みすぎてしまったので、土曜日は正午の5分前くらいまでベッドの中にいましたが、正午を過ぎるのは癪だったので仕方なく起きました。掃除洗濯家事親父やって、夕方までの記憶がありませんが、夕方から品川へ向かいまして、屋形船というものに乗ってきました。友達(男1女2)と僕で乗ったのですが、最初はわりとぎゅうぎゅうだったところキャンセルが出たってんで他の人々が移動を促されてて、結局広々と座席を使うことができてラッキーでした。ご飯も懐石料理っぽいのとお鍋、さらに揚げたてのてんぷらが7品、そしてデザートというモリモリの内容でしたので、友人ズは「もう無理……」って言ってる中パクパク食べてたら「その年ですごいね」って言われました。ちなみに一緒に居たのは34、34、33、32歳なのですが、「最近胃がもたれる……」みたいなおとぎ話のような話をするのでびっくりしました。「お腹いっぱいじゃないの?」って聞かれたので、「お腹はいっぱいだけど、残したら明日の昼とかにおなかすいた時に思い出して悲しくなるので食べる」って言ったら「そんなひもじい生活してないでしょ!」って言われました。12月、毎週土曜日はお台場で花火が上がっているらしく、昨日も花火ポイントに停泊してご飯食べてたら花火が上がりました。わりと本格的にバンバン上がってて、これはたまやだなと思いました。考えてみれば今年夏も花火みてないし、かと言って去年も夏に花火見てないし、冬に花火見る機会なんて僕はないので、数年ぶりに肉眼で花火をみました。やっぱり花火って言うのは魅力的なもので、みんな花火が上がるとくぎ付けになっちゃいますね。老若男女。これは日本人のDNAに刻まれた何かなのかもしれないなと思うくらい、花火の血沸き肉躍る感じはワクワクせずにおられません。そんなこんなで、東京湾をぐるりと回って北品川へ戻り、その後はとりあえず駅の近くまで行って、どっか入ろうつって、スペイン料理屋に入りました。(うわ、スペイン来た)って僕が人知れずテンションが上がっていたのは誰も気づかなかったと思います。パエリアのことパエジャって書いてあって(うわパエジャって書いてある)ってテンションが上がったのも気づかれません。友人の一人がよく海外旅行に行く人間なので、スペイン行ったことある?って話になったときに「あるよ」って言うもんで、「スペイン語話せるの?」って聞いたら「una cerveza por favor」って言うので「あ、セルベサがビ、ビールだよね!」ってイキって知ったかしてしまいました。いや、正解なんですけど、ややウザだったなと思いました。まあ、そんなこんなで、超ド級の爆笑話なんかをして爆笑しまくってほうれい線きざんで帰ってきました。やっぱ友達ってのはいいですよねえ。

そんで、今日もまた、夕方から渋谷へまいりまして、矢野顕子さんのコンサートへ行ってまいりました。いや、ほんとに、素晴らしかったです。僕は基本的に素晴らしかったという形容詞ばかり使うので陳腐さ半端ないのですが、とにかく質のいい、リラックスした、しかしエキサイティングな時間を過ごすことができました。このチケットとったのは結構前で、(せっかく東京住んでるんだから心入れ替えてもっとライブとか舞台とか行こう)って思ってとったんです。多分あいあい傘の最初のチケットとったときと同じくらいのタイミングでした。で、本日ってあいあい傘の大千秋楽で名古屋だったんですね、僕はそれにもとても行きたかったんですけど、終演時間から新幹線に乗って、NHKホールへ来てもどうしても間に合わない感じだったので、大千秋楽はあきらめたんです。でもあきらめてよかったなと思いました。今日のコンサート、すごくよかったからです。あいあい傘は、とはいえ4回見に行ったし東京の千秋楽も見させていただいたので、充分と言えば充分でございます。

本日のコンサート、さとがえるコンサートって言うんですけど、毎年さとがえられてコンサートされてるんですけど、今回各公演開催地でゲストがお出ましになるシステムで、埼玉が松崎ナオさん、大阪が大貫妙子さん、名古屋がYUKIさん、だったと思うんですが、東京はもちろんチケットに書いてありましたので知ってましたが奥田民生さんがお出ましになることになっていました。で、ですね、「東京、すごいですよ、お二人ゲストが来てくださってます」みたいなこと矢野さんがおっしゃるんですね、そして紹介されて登場されたのが細美武士さんでした。僕はこの世代の人間の癖にEllegardenを聴いたことがないという野郎なので、オンギャー!ってならなかったし、矢野さんの客層的にも「お、若者でてきたな」って感じだったんですけど(ちなみに45歳って仰ってました、見た目若すぎですね)、矢野さんが「先日はあの、スタジアム?が満員で外にも人が溢れてたんですって?」って聞いたら「あ、ああそうでしたね」って言ってて、今日のこのライブ細美さんがゲストって公表されてたらチケットやばかったなって思いました。結構トークもあって、細美さんと矢野さんの仲良しぶりがわかる感じで、矢野さんが本気で宇宙飛行士になろうとしているって話とかしてました。歌った曲は2曲、そのあと紹介されてお出ましになったのが奥田民生さん。軽やかな口ぶりのトークでうけました。奥田さんも2曲歌われました。その2曲目が『父』って曲で、知らない曲だったんですけど、世の中にはこれまで地球上で150億人くらい父親がいたのではないかという思い付きでつくられたそうなんですが、「会いたいな~、会いに行こう~」みたいな歌詞の歌で、もしかしたらわりと聴いてると「ホロリ」とするのかもしれないのですが、僕の場合は、実は父親が末期なのでおそらくあと1カ月、ながくて2カ月くらいなんですけど、全然会いに行きたいと思わねえなと思って聴いていたので、150億人もいればそんなこと思われる父親もおるわいなと思いました。

僕はにわかなので、知らない曲も多かったのですが、『ごはんができたよ』『ひとつだけ』『ラーメン食べたい』が聴けただけでも大変感激しました。12歳の時、坂本龍一の1996ってアルバムが好きで、そんで矢野さんは当時はまだかろうじて法律上は坂本龍一の奥さんだったのではないかと思うのですが、それで矢野さんも聴きたいと思い、おこづかいでそれもまた1996年に発売されたベストアルバムを買いまして、聴いていたのが早や22年前。こうやって大人になって矢野さんのコンサートにこられるなんて素敵だなあと思いました。実は10年くらい前のフジロックでも拝見したのですが、今回のようなどっしりとバンドを従えての演奏は心の中にあるクリエイティビティのめぐりがよくなる感じで、刺激的でした。

アンコールでも奥田さんと細美さんお出ましになって、ドライブシリーズで「東京」「青森」「広島」を披露なさってました。その後、最後にラーメンでもいただきますか!ってことでラーメン食べたいだったわけです。矢野さんが細美さんが登場なさった際に「あまりこうやって、座ってらっしゃるお客さんの前で演奏されたりしない方ですから……」って言っててうけましたが、そんな座ってらっしゃるお客様も最後はスタンディングオベーションで矢野さんを見送って終了でした。とってもよかったです。

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