今さらBon Voyage初見
事変の最後のライブBon Voyage、当時スーパーブラック企業にて働いていたため行けなかったのですが、そして解散の事実を当時直視できず本日まで見ることができずに月日が流れてしまったのですが、来週水曜日に林檎さんを生で拝見する機会があります今日この日にBlu-rayを見ることにしました。とにかく最高素晴らしいx1兆回でも足りないのですが、ヘッドフォンして「フォー!!」とか「ヒェエエ!!」とか言ってたので近隣住民には申し訳ありませんが誰しもが抗うことなどできようもないものなので何卒ご了承いただきたいものです。
思えば10代半ばで林檎さんと出会い、最初に聴いたのは中学の英語の教師(女)の車で部活の何かに数人送ってもらう車中のラジオで"幸福論"を聴き、教師が「あ~林檎ちゃん」って言ってたのが最初でその後深夜番組のエンディングテーマか何かで"ここでキスして"が流れてちょいブームになって、そして本能で看護婦の格好をしてガラスを蹴り割るという行為で一躍ものまね歌合戦で真似されるくらいの知名度を得た林檎さんですが、無罪モラトリアムから数枚のフルアルバムやカバーアルバムと絶頂集や真夜中は純潔などを経て事変を結成して解散してその後航空局に至るまで僕はずっと林檎さんの曲と人生を過ごしてきたのだと思うと、お目にかかったことも話したこともないけれど間違いなく僕の人生にがっつり根をはって存在する人なのだと改めて思い知りました。曲を聴けば当時のことを思い出されるし辛かったときのことはひときわ強く思い出されるのはそれだけ励まされていたということだと思います。林檎さんはお年を召されるごとに増していく芸術性の高さに安心しますし、なにより自分よりも6歳年上なのでいつまでも追いかけていられることもうれしく、しかも今年40歳になられるということで林檎さんがこんなに長い間一線で活躍されていることが本当にうれしいです。まだ今回のライブ行ってないのに行ってきたみたいな興奮に包まれていますが、あらためて人生で夢中になれる人があるということのラッキーさをかみしめているのです。
こういう自分にとってのスターを見ると、なんだか自分がちっぽけでしょうもない感じがしてくるものですが、事変の"空が鳴っている"を聞くと超絶貧乏生活しながら夜間のデザイン学校に通ってたころを思い出します。当時は新卒の会社辞めてデザイナーになりたくてバイトしながら学校へいって深夜まで課題をやったりしてたんですけど、その後デザイナーになったし、辞めた後はマーケティングになれたんですけど、わりと若いころ漠然と自分が思い描いていた理想に近づけてるんです、大学のころマーケティング(なんとなくかっこよさそう)と思ってた職について、子供のころ漠然と憧れてた海外出張とかする仕事にもついてて(今は海外出張嫌いになったけど)、なにを言いたいかって言うと、わりと自分でこうなろうかなって思ってることに人生傾いていくもんだなって思ったんです、事変のライブを見て踊りながら。そういう、(ああ俺ちっぽけだな~)って思うところから(いやでも結構それなりにやってきたんじゃ)っていうところまでを林檎さんや事変の曲を聴いて人生振りかえることができるってのがすごいなと思うんです。まさに彼女と彼らの音楽と一緒に生きてきた感なんです。
それにしてもBon Voyageの浮雲さんが驚くべきかっこよさで画面に映るたびに(うわかっけ)って思いました。とにかく今日はフレックス利用して1時間早く帰宅したもののほぼ泥みたいな気分でむしろ泥になって地球に還りたいって思うくらいの泥具合だったんですけど、事変のおかげですべての泥が輝く宝石になりました。で、やっぱり彼らの専門性をみて、ストイックに自分の音楽や演奏に向き合っている姿がまぶしく、人生俺もそうでありたい、と思った次第です。
あとは、"御祭騒ぎ"は○生林檎博での最高のアレンジが事変の演奏と融合したのが最高だったとか、修羅場のシングルバージョンをライブで聴けるのが最高とかいちいちすべてにおいての感動があふれているのですが、きりがないのでここで筆を置くことにします。
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