プロフェッショナル見てて思い出した
さっきご飯食べながらプロフェッショナル見てたんですけど、青山学院の駅伝の監督のご夫婦の話で、奥さんがとっても素敵でしたので、（素敵なご夫婦ですなあ）って思いながらご飯食べてたんですけど、その奥さんがおっしゃってたことに（そうだよね～）って共感しました。というのは、旦那さんと話してて、「成績が下の子だって、箱根駅伝でたい、って思って頑張ってるわけじゃない。で、一生懸命やったら報われるって（監督である旦那さん）いうけど、そうではないことがある。というのを4年間でいろいろ感じて考える」みたいなことをおっしゃってて、（そうだよね～）って思いました。そこで、思い出したのは僕が卒業したデザインの学校の卒業式での先生の挨拶です（ちなみに僕は4年制大学と専門の夜間部を両方卒業してます）。
学校は写真とかイラストとかデザインとかあるとこなんですけど、そこで講師をされているいろんな業界の先生が登壇して話されていて、まずわりとお年を召したおじさんが登壇されてですね、この方は写真家なんですけど、ずっと写真を撮ってきて、正直ぱっとしない感じだったらしいんです。で、当時東日本大震災がありましてですね、原発問題があり、その時にこの方の写真にすごく注目が集まって引く手あまたになったそうなんですね。というのもこの方はずーっと原発とか放射能関係の写真撮ってきた方だったんです。で、この方いわく「皆さん、まだお若いけれど自分の好きなことを一生懸命にやっていればいつか必ず報われます、だから頑張ってください」って話を締めたんです。
その後、有名な少女漫画家の女性（僕は読んだことないですが）が登壇されたんですが、その方の挨拶はこうでした。「今お話しくださった○○先生のお話に水を差すようで恐縮なんですが、私は頑張ってれば夢が叶うとは思いません」と開口一番会場困惑、「頑張っても頑張ってもぜんぜん報われなくても、それで死ぬまで結局報われなくてもそれでも続けたいと思うのが好きな仕事です。その覚悟がないとやってられません」っておっしゃって、（たしかにそうですね）って思ったのをさっきの青山学院の監督の奥さんの話で思い出したということでした。
写真家のおじさんの言ってることも別に悪いとは思わないんですけど、正直大半が働きたくもなく、勉強もしたくなくて、イラストちょっと描いたりするの好きだし…って感じで来てる若い子（偏見かもしれないけどだいたいそう）たちなんで、おじさんの話よりも少女漫画家の話の方があの子らにはよかったような気がします。僕はすでに社会人でしたけど、（おっしゃるとおりでございますね）って思いました。ただその後の話で「私は毎晩寝るときは明日の朝死んでるかもしれないと思って寝ています」みたいな話になってネガティブ方面への過激さを増して、（実はネガティブ思考なだけなのでは…）と思いました。
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