Augustsky

40代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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ローカルで商売するということ

ハロ~ハピハピフライデイ~フライディチャイナタウン~。いかがお過ごしですか僕はビールを飲んだあとに日本酒を飲んでいます2つとも岩手県のお酒です東北フェアで買ったからです皆さんは何を飲んでるんですか酒ですか茶ですかそうですか白湯ですか寒いですからねもうすっかり朝晩冷え込みますから皆さんがご健勝であることをお祈り申し上げております。さて、皆さんは外資系ですか、日系ですか。僕はなんか知らんうちに社会人人生の半分以上が普通に外資系という謎ルートに突入しています。英語は原始人レベルなので日々ウホウホ言ってる次第です。で、まあ言ってもそれ組織の規模の話で日系でも変わらんじゃろみたいなこと言われるかもしれないし言われないかもしれないことを書こうと思います。僕が働いてる会社はまあまあデカ組織なんですけどなんていうのですの、グローバルとかリージョンとかローカルとかそういう区分けがある感じなんですのね。そんで僕はローカルにいるわけです。で、もうこれ僕ずっと全然理解できないまま時がすぎてもうすぐ6年の月日が経つんですけど、今の会社の僕の職場(ローカル)の民、同僚たち(偉い偉くない関係なく)って、グローバル意識が強すぎるんです。なにかあるとすぐグローバル/リージョンみたいな感じなんです。グローバルって言ってんだからリージョナルって言えよって思ったかもしれませんがなんかしらんけどあんまリージョナルって使い方の文脈で使うことないからリージョンで勘弁してください。リージョナルっていうとGleeのDon't Stop Believin'のリージョナルバージョンが思い出されますね、あの各人物たちが歌うのがいいですよね、あと最後の方のメルセデスの咆哮のような高音が最高ですよね。話がそれましたので戻しますが、なんだろね、例えば僕が入社した時にちょうどパンデミック開始のタイミングだったんですけど、感染者が出たときの対応とか社外へのコミュニケーションとかを僕入社1日目で準備しないといけなくて、まあ、自分で作っか~って思ってたらリージョンに確認しろって言われたんです、偉い人々から。だからへーそういうもん?そういうお作法?って思って確認したんです地域本社的なオフィスに。で、んなもんないんです。まあそらねパンデミック経験してないからねどこもね。でも地域本社的な矜持なのか一応作って送ってくれたんです。英語で。んで中身見てみるとおおよそ日本では無理だろって感じの文化の違い感あふるる、例を挙げれば普通に感染者の氏名とか書く想定になってて、いや無理だろが、ってなって僕の方で勝手にアレンジしたんですけど。まあどうせ日本語にしないといけないし。この入社後即経験したこのたった一つのことをめぐるあれこれで、僕は、ああこの会社は、というかこのローカルオフィスは主体性がないなって思ったんです。なんていうかグローバルの一部であることを履き違えてるというか、グローバルの知見をレバレッジして、とかいうことを遥かに超えてグローバルの一部、髪の毛のさきっちょくらいの矮小化された自認だなって思ったんです。これは例えば新しいマーケティングのなんだろね、ブロシャーとか作りまっしょいってなったときに、僕がそのブロシャーの対象のチームに素材くださいよあんたらがなんの仕事をしてて何が売りで何が日本の客にとって得になるのかをまとめてえから情報くだせえよって言っても「グローバルの資料があるはずだからそれをローカライズすればいいでしょ」とか言ってくるんです。んで、そんなものはないのである!なんですよ。カバンの中も机の中も探したんですけどないんですよ。もちろんリージョン経由でグローバルにも確認しましたよ。ないんですよ。でもなぜか「ある」と思い込んでるんですよ。これはもう完全に自分たちの主体性を放棄したものたちの成れの果てなんですよ。まあそんな中で過ごすこと6年近く経ってるんですけど、僕は規格外系なので、グローバル本社と交渉して日本語のwebを作ったりとかイベント企画したりとかMAの機能のパイロットやったりとか文字で書くとやりたい放題やってるみたいなことやってるんですけど、ちゃんと根回ししてめんどいやつバイパスして別ルートで承認とったりしてやってるので、正直浮いてるんですけど、そんな僕からするとローカルの人々のこの自認の矮小化がほんとうに耐えられないほど歯がゆいんですけど、それがなんていうか一段階懸念が上がるというかウーン!ってなることが今日あって、例えばメディアでローカルのことを、もちろん日本語の日本市場に向けてのメディアで発信するとして、僕は当然ローカルの一番偉い人がそれに登場して、自分のことばで自分のビジョンを語りローカルの目指すべき方針を示すべきだと思ってるんです。ところがローカルの一番偉い人が、自分は支店長みたいなもんだからグローバルの一番偉い人のこと載せたほうがいいと思うみたいなことを言ったらしいんですね、らしいんですねというのは僕がこの打ち合わせ出てなくて部下から共有うけたからです。いやもう僕は痺れましたねえ、なんていうかローカル根性極まれりというか、いやこれローカル根性ではないんですよね、少なくとも僕が考えるローカル根性ド根性ではないんですよね。例えばですよ、華麗なる一族があったとして、自分の家は傍流も傍流だからっていって、自分とこの家族がどうやって幸せに生きていこうか、安全安心に繁栄していけるかな、つって一家の主としての意見を話す機会があったとしてさ、「いや、うちは傍流なんで、本家筋の方に訊いてもろて……」なんていう家長がいますかね。自分が一家の主だとして、本家筋じゃないからと言って、自分の家族の意見を本家の当主に代弁させる親がいる?ってことなんですよね。家の主は、家の事情を一番理解していて、家の生活を守る責任があり、家族が頼るのは家の主であって本家の当主じゃないんですよね。こう考えるとローカル根性(間違い)がいかにおかしなことかわかると思うんです。で、さらに言えば僕は前職も外資だったんですけど、そこでの学びとして今思い返すのは、客は日本のスタッフと向き合って、日本のスタッフを信頼して商売してくれてるってことなんですよね。前職の本社はヨーロッパの某国だったんですけど某国の本社のCEOが何を話してるかなんて客の誰も気にしてなかったんですよね。代わりに日本の社長だった某国人の外国人アクセントだけどわりと達者な日本語でスピーチする姿を好んでたんです。そして英語なんて話せないけど丁寧で気が利く営業やカスタマーサポートが北海道から沖縄まで手分けして客のところにいって地方の業界団体の会合とかに顔出してたまには飲みにも行って、そういうローカルスタッフに対して客は信頼を寄せてくれてたんですよね。外資系なんてのも別に知らないくらいで、「え!ヨーロッパの会社なの?へー!すごいね!」って話のネタになるくらいの意味しかないくらいローカルが日本市場に向き合って浸透してたんですよね。とはいえちゃんとローカルの客の要望は本社に上げて、それがきちんと製品に反映されてたんです。これが「ローカルで商売する」ってことなんですよね。だから僕はいまですね、本当に歯がゆくて僕はまあ勝手にリージョン超えて仕事したりしてるんですけど、僕だけがやってても意味ないっていうか僕には権力も権限もないので、結局ローカルオフィス全体の意識を変えるようなことはできないんです。で、それができる立場にいる一番偉い人が自分のことを支店長みたいな自認してるのって本当に情けなくて涙がでらあ!って感じで日本酒をクイっと飲んでブログを書きました。というわけで日本酒タイムに戻ります。

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