出張みたいな旅をした
縁もゆかりも無いところに行きたいなと思ったので、思い立ったが吉日生活しました。関係ないですが京急の冷房はもっと効かせたほうがいいと思います。というわけで、先週木曜あたりに(縁もゆかりも無い土地に行きてえ)と言う考えがぴよぴーよ速報の声で再生されたので、どこかに行くことにしました。マイルが少しあったので最初はタイのビーチなどにでも行こうかなと思っていたのですが、さすがに一人ビーチは難易度が高くて、中谷美紀様くらいになるとインドのビーチで砂浜に足突っ込んで一人でキングフィッシャービール飲めるのかもしれませんが、僕は魂の位が低いのでタイはむりぽと思い直して、国内にすることにしました。ANAは今週の得旅マイルみたいなのがあって普通にマイルで乗るよりも少ないマイルで乗れるのがあるんですが、それ見てて(オホーツクいいな)とか思ってたんですけど車ないとむりぽだなと思って(秋田かな)と思ったんですけど熊いたら怖いなと思って残ってた小松にしました。というわけで金曜の業務終了後、羽田空港に行ったんですけど「羽田の飯は高すぎる!」って米倉涼子に言ってほしいくらい羽田の飯は高すぎるので、高すぎるていうか値段に見合ってなさすぎる感じなので、いやこれが旅情に溢れた状況なら多少のぼったくりも許さないこともないこともないですけど、住んでる、住民票のある都道府県の空港でなんでこんな値段でカレーうどん食べないとならんのだという強い気持ちがあったので、どうせ1500円出させられるのならおビールするわと思い、HUBに行きました。
羽田空港2タミのHUB、展望スペース的なところと同じフロアにあるんですけど、カウンターの外にテラス席もあって、わりといいHUBなのでは、と思いつつ暑すぎなのでカウンターに座ったんですけど、テラスの向こうは普通に展望スペースが広がってて、そこのベンチで人々が憩いのときを過ごしてるんですけど、リクルートスーツの延長みたいな服装(上着なし)の新入社員ぽい女子3人組がなんかお菓子かなんか食べつつ夕暮れの飛行機を背景におしゃべりしてるのが青春感あって、新卒時のこういうのって思い出に残るよなと思いながらフィッシュ&チップス食べてました。なお新入社員かどうかは定かではないです。店内にいるのが鼓膜の限界に達してきたところでビールを飲み終わったので、手荷物検査に向かいます。
めちゃ混み搭乗口でしばし待って搭乗しました。機材は320の新しい感じので、モニタついてました。
窓側席で通路側との真ん中空いてたのでラッキー、だったのですが飲み物サービスやってるくらいのときにひとつ飛ばした通路側席にご着席のご婦人がめーーーっっっっちゃカビ臭いお漬物がお腐敗なさったような何かがこねられたお米のような何かをお召し上がりになってて呼吸困難不可避だったのですが、爆速でおたいらげあそばして香ばしい香りのお菓子をお召し上がりになられるフェーズに移行なすったので一命をとりとめました。これで席一つ空けてなかったらバトル勃発不可避でした。で、1時間くらいの飛行で到着したんですけど、これ新幹線勝てなくないかって感じがしないでもないくらいの速さなんですが、本数的なこととか羽田までいって手荷物検査して乗るのめんどくさみたいなことでいうと新幹線のほうが北陸の民からすると便利なんでしょうか。まあそういうわけで小松空港に着陸しました。
小松空港に到着したのが21:40とかだったので、そこからどこかしらへ移動するのは不可能と判断し、小松駅前のホテルをとっていました。今回の旅はできるだけマイルで済ませたかったので往復の航空券とホテルはぜんぶマイルで手配したんですが、1日目に滞在したホテルはわりとよかったです。
受付に恐竜が出てきて、ずーっと話しかけてくるんですけど、カードキーとかの発券になると黙りこくってしまい、別の機械音声が全部やってて、終わったらまた話し始めて、お前がやらんのかいってなりました。部屋はきれいで新しく、枕元のUSBとかなんやかんや現代のビジホって感じでよかったです。ただ、夜中ずっと上だか横だかの部屋で「ドン!ドン!」って音がしまくってて次の日早起きなのに眠れなくて心の底からむかつきました。音の主には絶対に不幸になってほしいです。
部屋はこんな感じ。で、朝6:44発の電車に乗らなくてはならなかったので、乗りました。7:30に福井駅に着くと、ロッカーにデカリュックを預け小さい布袋に必需品をいれたものだけもって、えちぜん鉄道に向かいます。
よくよく考えるとドクター恐竜が手に持っているのが恐竜の頭蓋骨というところに猟奇的な何かを感じざるを得ません。8:05発のえちぜん鉄道に乗って、永平寺口駅に向かいます。福井駅からは永平寺ライナーってバスがあって、それが直で永平寺まで行くぽいんですけど、始発が遅いのと本数が少なくて僕みたいな過密分刻みスケジュール早朝ツーリストにはちょっと合わなかったんですよね、なのでえちぜん鉄道を利用しました。えちぜん鉄道の終点というか始発は福井駅なんですけど、電車が到着するときのアナウンスで、駅名呼ぶじゃないですか「東京、東京ー」みたいな。で、えちぜん鉄道の福井のアナウンスが「フクイー→フクイー→」だったんですよね。え、フクイー→なの?って思いました。僕としてはプラン(Plan)みたいなアクセントだと思ってたし、語尾伸ばしようが無いと思ってたんですが、うどんと同じようなアクセントでしかも語尾を伸ばしてうどんー→みたいな感じだったのでとても新鮮でした。で、永平寺口駅につきました。
で、バスを待って、バスに乗って、永平寺につきました。
で、お寺の中を見学させていただきました。入場料的なのはいくらだっけ、数百円でした。事前に見てたどっかの誰かのブログかなんかでスマホ禁止みたいなこと書いてあったのでチケット買うところの人にスマホのカメラで写真撮ったりするのってだめなんでしたっけ……?って訊いたら、お坊さんにカメラ向けたり、撮影禁止って書いてあるところじゃなければ、建物とか風景取るのはOKってお返事だったのでよかったです。で、広かったです。広かったんですけどロビー?みたいなところ以外は開けっぱでエアコンとかもないので歩いて回るのめちゃ暑でした。
建築であったり庭であったり仏様であったり威厳があって上品でダイナミックでしたがとにかく暑かったです。偉い人とツーショした部屋の天井がとてもきれいでした。旅行するなら夏は避けたほうがいいと思います。いまさらですけど。で、グングン見て回りまして、ロビー的な場所に戻ってきてお守りを授かってまいりました。
当初の予定では10:40発の永平寺ライナーで福井駅に戻るつもりだったんですけど、建物内全部見終わって、とはいえ外の広い境内を見て回るなんて暑すぎて無理で、早めに、永平寺ライナーを待たずにまた路線バスと鉄道で福井に戻ることにしました。検索してみると永平寺ライナー待っても、バス+鉄道で戻っても福井駅に到着する時間3分しか違わなかったんですが、なんかこう暑くて頭がイカれてしまい正常な判断ができなかったので、バス+鉄道で戻りました。バス乗って1分後くらいに超絶ゲリラ豪雨が降り始めたので、結果的にさっさとバス乗ってて良かったなって思いました。エアコン激冷えでしたし。で、福井駅まで戻って、新幹線で金沢に向かいました。福井県滞在4時間弱の中3時間は移動で、用事が済んだらすぐ他県という全然観光っぽくない出張みたいなスケジュールで動いてたんですけど、なんか最初はこうのんびり、知らん土地にいってぼーっとしたいなと思ってたんです。なので、永平寺だけ決めといてあとは福井でなんかするか~東尋坊とか~と思ってたんですけど、思ったより福井なんも興味があるとこなさすぎて、かつなんかこう、これ逃したらもう北陸行かんかもと思ったので貧乏性で金沢にも行くことにしました。
金沢、昔出張できたような気はしてますが観光はせずに富山かどっかに向かったので初めて街の中をみました。バスが多いです。バスの種類があれこれあって多いです。新幹線降りたときはすごいたくさん人がいるなあと思ったんですけど、それは福井にあまりに人がいなかったがゆえの幻覚で(失礼をお許しください)外に出てみると、なんか人がいっぱいいるのはいるんだけど、バスに乗ろうとならぶとすんなり全員乗れたりして、ちょっとどういうことかわからなかったんですけど駅の広場にいる人達はなにをしてたんでしょうか。とりあえずひがし茶屋街に行くため、橋場町?で降りました。で、ひがし茶屋街を歩いたんですけど、なんていうんですかね、やっぱね、観光雑誌とかね写真ね、写真だなあって感じました。
いやいまさらかよっていう感じはあるんですけど、いやよくわからんないんだけど、なんていうのか、まあそらそうよって感じでもあり、なんていうの、例えばわかりやすい感じだと横浜の中華街とかってわりとがっつり街じゃないですか。ああいう感じで訪れると(あれ……?)ってなる感じです。期待し過ぎてたのが悪かったのかもしれないです。あるいは伊勢神宮のおかげ横丁とかだと、もとからスケール感がわかるというか、おはらい町の一部の場所で、限られたスペースにお店があるって感じですが、ひがし茶屋街は別に観光目的におかげ横丁みたく作られた場所ではないんだと思うんですけど、スケール的にはおかげ横丁くらいって感じです。なので中華街とかくらいの「街」感を期待するとなんかこうあれってなるなと思いました。とはいえ、街並みはきれいだし情緒があって、雨が降ってるのすらよい感じでした。ご飯食べよっかなと思い、いくつか観光雑誌チェックしてgoogle map調べて保存しといた店を見つつ、近くにあった店に入りました。歩いてると人々がわりとランチ場所を求めてる会話をしてたんですけど、みんな極度にぼったくられることを恐れていて、店先で「これはぼったくりでは」「とりあえずインスタで調べるから待って」みたいなことを言ってるグループが3組くらいいました。僕が入ったお店もまあ観光地価格だったんですけど、接客が横柄とかってこともなかったですし、べつにいっかなって感じでした。
ていうか行く前にあれこれ調べてるときに思ったんですけど、2019年くらいに発刊された本とかに載ってる店、今ネットで調べると閉業してる店がたくさんあったんですよね。有名な人気店!みたいな感じのところで。やっぱコロナ禍で乗り越えられなかったりしたのかなと寂しくなりました。あと、本はもちろん、google mapの口コミとか評価も調べてたんですが、本に載ってる値段とか、google mapに投稿されてる1、2年前のメニュー写真とか見ても値上がりがすごかったです。2500円だったのが3300円みたいな感じ。インバウンドが復活してるからなんですかね、それとも物価上昇の影響なんでしょうか。そう考えると給料全然物価の上昇に追いつけてないなって思いました。で、食べまくるぞ~と思ってたんですけどご飯食べたら当たり前のようにお腹がいっぱいになってしまったので、ほんとは地元の人が書いた本とかに載ってたパフェとか食べようと思ってたんですけど、旅の途中でお腹壊したりしたらめんどくさいので、ささやかにソフトクリームを食べることにしました。
ゴールドはよくわからなかったんですけどソフトクリームは普通においしかったです。で、バスに乗ってもよかったんですけど、なんか雨上がりで涼しいような気がしたので兼六園まで歩くことにしました。
とりあえず蒸し暑さが舞い戻ってきてめちゃくちゃ暑かったです。蒸し暑すぎて感受性が5くらいになってたので、いまいち城にたいして素直に向き合うことができませんでした。やはり夏に旅行するのは良くないと思います。とりあえず重文だけみるか、と思いあるいていると倉庫?がありました。
というわけで、金沢城をあとにしました。歩きながら(ここを加賀藩のお殿様が行ったりきたりしたりしてたのだろうな)という感じで没入を試みましたが、なんかイマイチ無理でした。なんだろうよくないですね、なんかこう比べてしまうんですよね、今回の旅行全体的にそうだったんですけど、基本比べてしまうんですよね東京と。食べ物とか。なのでできるだけ地元の料理みたいなものを食べたいなと思ってたんですけど、割烹みたいなところ一人だと予約できない感じ(2名様より~みたいな記述)が多くて断念したんですけど、そもそもが金沢の有名店みたいなところのサイトみると「二子玉川店」みたいなの書いてあってズコーってなることもあるので、わりと現代東京になんでもありますね、福砂屋の工場が目黒川沿いにあるので僕地元でカステラ買ってくる意義消失しましたもんね。話がそれました。というわけで、金沢城を出て兼六園に行きました。兼六園広いです。たぶん。広いって書いてあった気がするので広いんだろうという気持ちで入園しました。入園して即右手にあった木の根とその周りの苔がすばらしいなと思いました。
さっきから文句しか言ってねえなって感じになってきたんですが、兼六園はね、なんていうか広いのかもしれないんですけど、緩急がないというか地面が開けた場所みたいなのがなくて、迷路進んでるみたいな感じがします。これが春先とかで花が咲き乱れてる感じならまたそれも、一つ一つに集中できていいのかもなんですけど、全体的にちょっと緩急がない(2回目)って感じがしました。なので広いのかどうかも視覚的にわからなくて、なんていえばいいんですかね、例えば浜離宮とかってわりと見通しがあるというか、余白があるというか、そんな感じするんですけど、兼六園は迷路感あります。金沢の人仮にみてたらすんません。
で、歩いてたらなんか像が見えてきました。
近くにいたグループのおっちゃんが「ああ、あれだよ、まつだよ」「ああ、あれがまつ」みたいな会話をしてたので、僕も(へー、あれがまつ)と思い、近くで見ようと思いました。
やはり僕はまつといえば利家とまつ~加賀百万石物語~ですから、僕がちゃんと見た大河っていったらあれしか覚えておらず、まだ利家も秀吉も駆け出しの頃の、のち大政所になる秀吉の母を演じた草笛光子のお百姓さんっぷりが最高でした。あとは醍醐の花見で調子に乗った京極殿に対して、瀬戸朝香演じる淀殿が「だまりゃ!ものなど申すな!」みたいなこと言うのが最高でしたね。もちろんまつもね、「私にお任せくださりませ!」って感じでね、本当に好きなドラマでしたね。
やっぱね、僕とほぼ同時にまつ(まつではない)の前にたどり着いたおっちゃんのグループで、みんなどんな感情だったんだろうというね、「いやちょっとこれwwまつじゃないwwwwヤマトタケルwwwww」みたいな感じになっててくれたらいいなと思いながら、その場を去り、そのまま兼六園も去りました。暑かったです(そればっか)。で、時刻は14:30くらいになってたので、宿に向かうことにしました。宿が遠いからです。ANAのマイルで予約できるホテルで、金沢には温泉的な場所がなかったので、僕は今回永平寺と温泉は抑えておきたかったため、宿は加賀温泉というか山代温泉にとってたんです。なので、金沢滞在約2時間ちょっとで次の目的地に向かいます。飛行機で小松空港にきた際に、これ新幹線要る?って思ったんですけど、東京からだとまあ飛行機一択な感じがしますが、この金沢と福井とかその間の北陸的場所とかもしくは富山とかをいったりきたりする場合は新幹線があると時短になっていいなあと思いました。そんな一日で行ったりきたりする旅行あんましないかもですが。というわけで新幹線に乗って加賀温泉駅に着きました。
で、旅館の送迎バスまで少し時間があったんですが、外で待ってると溶けるので近くのショッピングモール的な駅ビル的なとこに入りました。すると新幹線開業需要なのか、物産館的コーナーがけっこう広めにあって、そこで僕はピンときました。晩ごはんを買おうと。泊まる旅館の周辺、調べまくったんですけど、なんかこうこれといって、ご当地のものを金だしてうまいの食べられるぜ的な場所がなかった感じがしたんですよね。あ、そうそうマイルでの予約だと、というか予約が直近すぎたのか朝食プランしかなくて夕食がつけられなかったんですよね、なので夜ご飯問題があったんですけど、なんかピンとこないし、しかもこの溶ける暑さのなか出かけてって食べて帰って来るのもだるいし旅館ついたら風呂入ってあとは出かけたくないなって思ってたので、昼ご飯がっつりだったこともあっておなかも減ってなかったし、つまみと地元っぽい酒買えばいいじゃん、それがいいじゃん天才じゃんと思って物産館で買い物をしました。そんで、買い物終えたらちょうどバスきてたんで、バスに乗りました。乗客僕一人しかいなくて、「本日はご利用ありがとうございます~明日の朝もご利用になる場合は~」みたいな挨拶と事務連絡みたいなのをずっと僕一人に向けて目を見てお話になるので僕もずっと目を見て適宜お辞儀しながら聞いてました。
で、宿について、チェックインして自分の部屋につきました。やっぱね、旅館のwebサイトはね、よく作られていますよ。いや、まあ確かに僕もマイルで支払う赤貧なので文句はいえないような気がしないでもないんですけど、webサイトはよく作られている、ということですね。ていうかwebならどんな見せ方もできるって感じですね。まあそら4万とか5万とか7万とか10万って旅館と比べてるわけではないんですけど、あれですかね、やっぱ現代のビジホの標準的な設備というか見た目というかそういうのを前日にみたからかもですが、畳がやけとるな!って感じでしょうか。いやでもよくよく考えたら、地方の寂れた温泉街にある温泉にそんな体力気力財力があるわけもなく、3秒考えればわかる気がしないでもないって感じはあるのかもしれない、と思いつつ、でも以前静岡の伊豆稲取にある旅館に行ったときのことを思い出したんです。あそこも街自体は大概寂れに寂れきってたんですけど、その旅館はわりときれいで部屋にふるさはあれど、夕食めちゃくちゃちゃんとしてたし(今回夕食比べられないけど)お風呂も屋上の屋外で水平線見えるみたいな感じでかなりよかったので、寂れた場所にあってもいい旅館はいい旅館なのかもと、今回泊まった街でも他の旅館はいいところあるかもなって思いました。で、荷物を置いて、次の日は飛行機の関係で早朝から空港に向かう必要があったためせっかくだし、温泉街の散策をしようと溶ける体に鞭打ってでかけました。
お参りしてすこやかで清らかな心になったところで、階段を降りたわきに魯山人が住んでたらしい家があったのですが、特に魯山人ファンではないので外から眺めるだけにしたんですけど、これで温泉街散歩コース(旅館のエレベーターに貼ってあった)をコンプしてしまいました。もう宿に帰るかって感じだったんですけど、そういえばどっかの誰かが旅行行ったらその土地のスーパー行くようにしてる、楽しい、みたいなこと言ってたのを思い出したので、スーパーに行くことにしました。遠かったです。溶け切るかと思いました。
で、そういえばどっかの誰かが北陸はそのへんのスーパーとかでも寿司のレベルがダンチみたいなこと言ってた気がしたので、寿司を買いました。あとれんこんのきんぴらもおいしそうだったので買いました。というわけで、宿に戻ります。宿に戻る道すがら、地元の中学生くらいの男子キッズ二人においこされたんですけど(溶けてたので歩行速度が亀だったため)、手にバッグ持ってて黙々と会話することもなく歩いて、そのまま総湯に入っていくのを見て、普通に地元の人はいまでも共同浴場使うんだな~って勝手にロマンみたいなものを感じてしまいました。こういうその土地の風習みたいなのを目の当たりにできるのはうれしいです。なんかほら、ぱっと思いつかんけど、豊富できれいな湧き水が出る土地では野菜を洗う共同の場所があったりして、おかあさん方が集って井戸端会議しながら野菜洗う、みたいなのあるじゃないですか、そういうの、いいなと思うので。で、宿に戻って、温泉に入ってきて、売店でアイス買って来て、ご飯を食べます。
ごはん食べて、縁側的なところの窓を開けて外の風を匂いながら酒を飲んで過ごしました。もともと、(縁もゆかりも無い土地に行きてえ)というのが目的だったので、完全に達成できました。二度とこないであろう土地の人たちが生活する風景を見ていると、そんな経験ができるのは贅沢だなあという気持ちになりました、主に交通が発達していることと、その利用のための費用を支払うことができた点において。本当にほぼ無音で、たまに風の音が聴こえて、さらにたまに車の通る音が聴こえる数時間窓辺で過ごして、前の晩寝不足だったのもあったので、23時ごろには床に就きました。
で、朝は6:00に起床して2つ合った温泉で24時間やってるほう(前日はもう一個、7:00からしか開かない方に行った)に行きました。つっても熱いお湯にずっと入ってるの苦手なので内湯と露天で100秒ずつ数えて出てきて、身支度して、朝食行って、部屋戻って荷物整えて、チェックアウトして、バス停行きました。朝から日差しがすごすぎて、日傘さしてたんですがハーフパンツだった足がハロゲンヒーター並みの熱を浴びて焦げるかと思いました。で、加賀温泉駅から小松駅まで鈍行で行って、小松駅でお土産買って少しコーヒーとか飲んで涼んで空港行きバスに乗って空港ついてお土産買ってソフトクリーム食べて飛行機乗って帰ってきました。小松駅でコーヒー飲んでぼーっとしてるとき、カポーなのかご夫婦なのかの方々がいらっしゃって、聴こえてくる会話からゆっくりした日程のゆるめの行き当たりばったり系の旅行をされてる感じで、いいなあ~~~~って思いました。まあ僕が今回スケジュールを詰め込んだのが悪いんですが、どうしても時間的にも貧乏性なため、出張みたいにスケジュールを詰め込んで乗換案内を細かく調べてエクセルで表にしておくみたいなことしてしまうので、なんかこうああいうとりあえず出かけてって気が向いたらコーヒー飲んでみたいな感じの旅をしたいなって思いました。長かったのに読んでくださってありがとうございました、これ書き始めて4時間たったのでもう終わります。長いので見直しもしてないです。ごはん作る気力がなくなったので羽二重餅食べます。
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