80年代

こんばんは、アイス食べてますか。寒い冬にあたたかい部屋でアイス、これほど文明の恩恵を噛みしめる瞬間はありません。寒くない部屋に居られてアイスを食べられるお給料を恵んでくだすっている会社様には足を向けて寝られませんので、代わりに中指立てて寝ます。ところで人生それなりに生きてると疎遠になった人々シリーズがいるじゃないですか。誰しもが、人生のひとときを、確かにいっしょに過ごしたはずなのに今何してるか連絡先すら知りもせんっていう人々がいると思うんです。僕にもいます。で、僕太古の昔、メリケンにホームステイしたんですけど、そのときに一緒だった男女がいたんです。同い年くらいの。で、今何してるのか知らないんですけど、まあそれは置いといて、この男子の方は横浜に実家があってですね、で、僕まだ上京の丨も存在してなかったときに、横浜に遊びに行ったことがあるんです。で、そこでその男子の地元友人ズともあってご飯食べたんですけど、そのときの会話でですね、カラオケの話かなんかになったんです。で、その男子の仲良しマブズでは、カラオケに行くと必ず最後（だか最初だか忘れた）にEarth, Wind & FireのSeptemberを皆で歌う、って言うんです。僕は非常に衝撃を受けたんですよね、いまだに覚えてるくらいですからね、連絡先すら知らないのに。まず、カラオケの最後だか最初に必ず同じ曲を皆で歌う、っていう行動がもう常軌を逸してるというか、僕の常識の中に存在しない「都会っ子ムーブ」だったんですよね。はあ～～～都会の子はカラオケで決まった曲を合唱するのか！という衝撃があって、さらにその選曲がEarth, Wind & FireのSeptemberってところで完全に別世界の少年たちだなって思ったんです。なんなのその選曲、おしゃれすぎんか、って思ったんです。2023年現在のテーネージャーがどうなのか皆目検討もつきませんけれど、わりとスマホやらなんやらで画一的な価値観に支配されたしょうもない個性もないどうしようもない世代なんだと思ってるんですけど（妬み）、僕の頃は魔法のiらんどでしたから、まだまだ地域ごとの文化に未知のものがあったんですね。そういう含みというか遊びというかそういうものがあったので、テレビでなんとなく見る東京っていうものにもホワワ～素敵～っていう、実際にあるかどうかは別の架空の東京像があったりなどして、冬の歌番組の特番をこたつで見ながら、テレビに映るレインボーブリッジやら東京の街並みを見てはホワイトラブだったわけです。話がそれたんですけど、まあもともと大した話じゃないのでいいです。ところで僕は84年生まれなので80年代の半分を生きているんですけど、幼少時ってほぼ断片的な記憶しかないので、歌番組とかはほぼ覚えておらず、80年代の記憶といえばドラゴンボールと仮面ライダーブラックとブラックRXとサリーちゃんとひみつのアッコちゃんとアニメ三銃士と青いブリンクと聖闘士星矢とじゃじゃ丸ピッコロポロリとあんみつ姫のOPテーマとエクスカイザーの枕で寝てたのとウインスペクターとかソルブレイン見てたのと、と書いてみて調べてみたらエクスカイザーもウインスペクターもソルブレインも90年代だったことがわかりいよいよ80年代ってなんも覚えてないと思いつつ、あと叔母の車でプリプリのダイヤモンズが流れてたことくらいしか80年代のことを覚えておらず（この曲はめちゃくちゃ80年代の希望があふれるって感じがする）、おニャン子クラブは一ミリも記憶になくて、ただ光ＧＥＮＪＩは覚えていて近所の同い年くらいの女子と誰がいいかみたいな話をしてた記憶はあることを考えると、ただ女子アイドルにまったく興味がなかっただけの可能性もあるのだが、とにかく自我が芽生えたのは90年代中頃、正確には僕にとって「昔」と「現代」をわけるのは94年なんですが、93年ってなんか古臭さがあるんですよね、全体的に近代って感じ、なのが94年って一気にこう、未来きましたね、現代、クロノトリガー、って感じなんですよね、まあクロノトリガーは95年なんですけど、で、こういう、この感覚を（わかる～～）って人と酒を飲みたいんですけど、まだ会ったことないですね、てかこういう話をしたことがないですからね、だってしたらうざいですからね、だからしないです。これちょっと世代違ったら、例えば5歳とか違ったらもう全然はあ意味わからん帰れ、みたいになりそうですし、とはいえ同年代でもこういう感覚違ったりすんのかな～、「いや俺ぜんぜん88年の社会情勢覚えてるけど」みたいな感じだったりするのかな～とか考えながら今夜は寝ます。

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