Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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散歩ができるのありがてえ

こんばんは皆さん散歩していますか僕はしました今日。夏のクソあつ期には外に出るだけで生命の危機だった東京も、今は外に立ってるだけなら涼しいし、歩いても半袖なら汗かかないし、ちょっと冷えてきたら日なたを歩けば暑いし、暑くなったら日陰を歩けばひんやりで、ベスト散歩シーズンオブザイヤーです。振り返ったら3時間歩いたので今夜はぐっすりに違いないと思うと居ても立ってもおられずヤクルト1000を飲みました。で、僕は基本的に音楽を聴きながら歩くんですけど音楽聴きながら考え事しながら歩くのは本当に素晴らしいレジャーです。シナプスがバチバチにはじけているのを感じます。しかも街を歩くといろんな匂いがします。金木犀最高ですし、カレー屋の近くではカレーの匂い、すれ違うおしゃれピープルのおしゃれな香り、住宅街では夕餉の支度の匂いがしますし、そもそも秋の風自体に(秋の風キター!)って匂いと絶妙な温度がありますので、とにかく散歩するのが楽しくて仕方がありません。これでバク痩せ不可避になりますので、勝ち確です。まあそんなこんなで祝杯のワインを飲んでおるわけですが、シナプスが活性化されたにもかかわらず話し相手がいない僕ですから、ブログにすべてを叩き込むことにしました。歩いてるとき基本シャッフルで音楽聴いてるんですけど、サンサーラが流れてきたんですよ。宮田悟志さんバージョンです。僕は宮田さんバージョンが一番好きです。なんていうか泥くさいみたいなこう根性っていうか雑草魂っていうかそういうものを感じるからです。言わずもがなザ・ノンフィクションの主題歌なわけですけれど、ザノンフィクションって毎週追いかけて見たり録画するほどではないけど見始めると結局最後まで見続けちゃってなんかこうしんみりしちゃったりがんばろってなったりする番組ですけど、いつもXでトレンドに出てるのみて気づくものの、トレンドになるの放送終了後だったりするので間に合わず、そういう番組ですね。で、以前のザノンで新宿二丁目でやってる食堂みたいなのやってたんですよ、わりとご高齢のご夫婦でなさってる食堂、にやってきた人々を含めて番組みたいなやつ。で、女がいたんですよ。ストレートだけど2丁目に入り浸り〆に食堂にくるみたいな人。で、その人がなんかですね、自分の人生は恵まれてない、親がクソ、そんな境遇の自分は世間に馴染めなかったが、2丁目は馴染める、なぜならあいつらも不幸なやつらだからな、みたいな感じなんです。まあ最後のは行間を読み取っただけで本人が明言してはいなかったんですけど。で、なんで親がクソなのかを番組スタッフに訊かれて待ってましたとばかりに女は話し始めるわけですけど、なんかこう小さい頃の写真?みたら?父親と一緒の写真は幼稚園くらい?とからしかないみたいなちょっとうろ覚えなんですけど、それを見て、自分の父親が本当の父親じゃないって気づいた、で「これ、ひどくないですか?最低ですよね……。」みたいなことを番組スタッフに言ってて、僕としては自分の人を見る目に間違いがなかったということでニンマリなんですが、まじでしょうもないなと思ったんですよ。だって別にその血の繋がってない父親から虐待されたりしたわけでもなく、母親にも大切にされて、大学までだしてもらってるんですよこの人。なのに「父親が実の親ではなかった」の一点だけでこの世の終わりみたいに不幸だっていってるんですよ。世の中上を見れば限りがないし下を見ても限りがないわけですけれど、不幸な人ってもう本当にたくさんいると思うんです。で、絶対的な指標で測れるものもあれば本人がどう感じるかで難しい、みたいなところもあるのを踏まえた上で、この女渾身の不幸カードきったった!って思ってるんですけどしょぼすぎるんですよ、その程度で世をはかなんで流れ流れて二丁目……じゃあないんだよ、って感じなんですよ。で、まあ別にこの女についてそんなに語ることもなくオチとしては金もないのに食堂に来て支払いのときにヘラヘラしながら番組スタッフに金貸してって頼んだところを食堂の女将さんにめちゃくちゃ怒られて、「金もねえのに食べに来るなんてふざけてんのか!借りればいいという根性が気に入らない!」(ド正論)みたいなこと言われて叱られて終わってました。で、僕が言いたいことはこの女がもしもっとレアな不幸カードを入手してたらもっと調子に乗ってただろうな、ということなんです。不幸カードはランダムでいろんな人に配られるわけで、僕も多少のカードを入手しましたけれど、「ぼくのおおおこのかああどをおおおおみてくくださいいいいいい」みたいなことはしないわけです。だって自分でなんとかできたし、助けてくれる人たちもいたし、なにより皆カード持ってること知ってるので。で、世の中には、その人の本来持っている資質として、不幸カードきたらそれでゲーム乗り切ろうみたいな人が一定数いるわけですけれど、同性愛者界隈にももちろんいるわけです。で、そういう人にとってはゲイカード(R:レア)を入手した瞬間(きたぞこれおい)ってSSR(スーパースペシャルレア)くらいの気分になってるんです。ちなみに僕ソシャゲしたことないんでエアプです。で、ゲイカード持ってる人って基本自分がそのカード持ってること隠してるんで、世間的にはSSR的に認知されてるんです、でも当事者たちからすると別にそうでもないわけです。で、このゲイカード、基本的に誰にでもかれにでも切れるカードではないんですけど、なので一般の当事者ズはちゃんとタイミング見極めて切ろう、切られる相手にも影響があるし、って思ってるところを一部の人はガンガン切りまくるんです、SSRつって。話がまじでわかんなくなってきたんですけど、そういう人たちが不幸カードを振りかざしてやってることって、上記の女と同じことなんです。ようは、自分の人生うまくいかない理由を不幸カードのせいにしてるだけなんですよね、で、上記の悲劇のヒロイン女の場合は、これはザノン見てた視聴者も、そして前述の僕の説明を読んだあなたも、(しょ~~~もねえ~~~女)って簡単に理解できると思うんです。で、ゲイで不幸カードきってるやつらにも(全部とは言わないが)この女と同じやつらがいるわけですが、なぜか(かわいそう~~~~~)派がわりとたくさんいるんです。これ、なんでなんですかね。普通に社会に出てそれなりの苦労をして、みたいな大人だったら、わかるじゃないですか、偽装SSRで、自分たちの承認欲求を満たすために不幸カードを利用しているだけだということを。ひとつには、世間的にSSR扱いされてるから、っていうのがあると思うんです。これが実はRだってことが広まれば、こういう偽装SSR勢みたいなのもいなくなるんでしょうけれど、難しいですね。世の中的認知をRにするには皆のカードを見せて「あいつSSRって言ってるけど俺も同じ絵柄のもってるよ」ってやらないといけないですからね。こういう話を誰かとしたいんですけど、酒飲みながらするとケンカになりそうだし、でもきちんと話したいんですよね、だってこの一部の偽装SSRカード勢のせいで、その他の同性愛者がいらぬ誤解や偏見を持たれているからです。まあなので、こういう話してもOKよん、って人は教えてください、しましょう。さて、本題の話に入るんですけど、僕散歩してて思ったんですけど、東京って超絶巨大都市じゃないですか、世界有数の。でもフラフラ歩いてたら知らんうちにやばいエリアに入ってて身ぐるみ剥がされ生命の危機、みたいなところがまったくないんですよ。路地に入っていってもおばあちゃんが家の前の植木にじょうろでお水あげてたりするだけなんです。素晴らしすぎると思うんですけど、なんでこう思ったかっていうと、今日歩いてたら観光客っぽい外国人男性2名が(なぜこんなところを?)みたいなところを歩いてたんですよ、具体的には幡ヶ谷と下北の間のあたりのどこかなんですけど、まあそう言われたら僕もなんでそんなとこ歩いてんだよなんですけど、基本家とかしかないので、観光客が歩いてもそんなに意味なさそうだったんですけど、まあなんかあったのかもですけど、まあとにかくフラフラ適当にメジャーじゃないとこ散策してみっか感があったんですよ、彼らに。それで、これもし僕がそんな感じでニューヨークとかパリとかロンドンとかを歩いてたら危ない目にあう可能性がわりとあると思うんです。超絶大都市じゃなくてもブダペストとかでも危ないですよ。でも東京はまじでほぼゼロじゃないですか、えーこれスゴーって思ったんですよ。だからいつだってどこだってどこまでだって散歩できちゃうんです東京は。めちゃくちゃラッキーと思って。散歩なんていつだってできらあ、って感じありますけど、別に金もかからんし。でも僕こないだ帯状疱疹かかってまじで歩くの無理だったので、しみじみと健康のありがたみを感じつつ、かつ真夏の灼熱の地獄の中では散歩できないことも毎年思い知るので、それを踏まえて、「天気がよくて、季節がよくて、体調がよいことが揃うことは当たり前ではなく貴重なのだから、それに感謝してできるときに散歩しよ」と思ってたんですけどそれに加えて「めちゃくちゃ安全な場所に住んでて」ってのが土台にあったなってことに気づいたんです。本日歩きながら。なので散歩はいいですよ、皆散歩しましょう。いっしょにしましょう。

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