Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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カステラ食べる

こんにちは皆さん、心音聴いてますか、Omoinotakeさんの曲の心音です。チェリまほ映画の主題歌ですが本当に素晴らしくよい曲ですね、曲ももちろんなのですけれど、歌詞が秀逸ですよね。僕はにわかなのですけれどOmoinotakeさんって歌詞の言葉のセンスがめちゃくちゃいいですよね、そして主題歌の作品にめちゃくちゃ寄り添ってらっしゃる感じしますね。EVERBLUEとかも。心音も寄り添われてますよね。しかもその歌詞が曲に完全融合してる感じですよね。なので本日は昼休み的休憩時間に散歩に行く際、ずっとエンドレスリピートで心音を聴いていまして、天気もよく、さわやかな音楽と映画の記憶もありなんだかもう涙が出てきちゃったんですけど、そんな目をしながら歩いて中目黒の福砂屋に行ってカステラ買ってきました、映画で安達が福砂屋のカステラお土産に買ってたからです。実は僕カステラの県産なのですけれど、とはいえカステラの市とは関係ないので、市内勢とかからしたら、「北の田舎もんのなんか言いよるぞ~」と言われてしまうかもしれませんが、とにかく僕は昔から福砂屋びいきですし、僕の周りの大人達(学校の先生とかも)福砂屋がいいって言ってたので、福砂屋が一番いいと思っています。そんな福砂屋の東京工場が徒歩圏内(頑張った徒歩圏内)にあるので、買ってきたってわけです。カステラはおいしいですね。映画でさ、安達が長崎に転勤になるじゃないですか。あのとき僕少し不安があったんです、なんの不安かというと(もし長崎側の登場人物が方言を話してしまったらどうしよう……)です。僕は方言パトロールマンなので、不自然な方言が出てくると気になって気になって仕方なくなってしまうので、不安だったのですが、さすがチェリまほです、完全に標準語喋ってました、それでいいですよね、別にその辺のリアリティとかディテールいらないですもん、安達と黒沢の話ですからね。あとチェリまほの好きなところとしては、こんなにときめきに満ち溢れているのに、高校生がほれたはれたやってるわけではなく、いい大人の30歳男性たちがある程度の人生経験を積んだ上で葛藤しながら思いやり合いながら、互いの人生を前に進めていってるところなんですよね。なんか普通に映画の話またしてるんですけど、なんていうんですかね、この映画を見た後ってマリオがスターとった後みたいな感じになるんですよ自分が。満ち溢れてる感じ。伝わんないですね。まあ見てない人は見てほしいです。なんていうんでしょう、これわりといつも言ってんですけど、異性同士の恋愛作品ってやっぱどっかで踏み込めないなにかを僕は自動的に感じてしまって、いい作品だなあと思うことは会っても「自分事」にならないんです。まあもちろん異性愛の作品で素晴らしいものもあれば同性愛でしょうもない作品もあるわけですけれど、このチェリまほは本当に丁寧な美しい作品であるうえに「自分事になるかならないか」の最後のATフィールドも貫いて心にぶっ刺さりましたので、個人的にですけど数少ないノーガード傑作だなと思いました。で、心音聴いてたんですけど、恋愛の歌も同じで、いい曲なんだけど歌詞の中で相手に「明らかに女性を描写している」ものがあったりすると、急に気持ちが引いてしまうというか、遠慮してしまうというか、(ああ、これは"俺ら"の歌ではないな)って思っちゃうんですよね、その点、心音は安心して気持ちをゆだねて聴くことができます。歩きながら、「バラバラで産まれた僕らなのに/だから~」の歌詞のくだり聴いていて、(ああこういう気持ち、俺も彼氏と付き合い始めたころすごく思ってたな)って思ったんですよね、僕はカステラ産と前述しましたが彼は桃産なので普通に生きてたら出会うこともなかろうに、たまたま同じ学校に行ったから出会ったなあみたいなことなんですが、まあそんな事言いだしたら地元から出た人々はだいたいそうやってパートナーと出会っているわけですが、皆そうだから価値がないって言いたいわけでもなく、そうやってたまたま出会って時間の流れをともにする、ということは尊いなって思ったりなどしたわけです。で、いつもの散歩コースを歩き家に近づいたある地点で、視界の端を歩く人間の「歩き方」でピンときたので視線を向けて焦点を合わせると彼氏が歩いてたんですね。近所に住んでるのでこうやってたまに遭遇することは年に数回くらいはあるのですが、ちょうど本日は心音聴きながらあれこれ考えていたこともあって、奇遇だな~と思いつつも、とはいえ今日はすれ違うってほど近くもなく、向こうは気づいてたかどうか不明で、こんなとき追っかけていって声かけるような関係性でも、もはやない(いい意味でも悪い意味でも)こともあり、絶妙な愛情の関係を維持し続けることって大変かつ難しいことだなあと思ったりなどしながら帰宅しました。血沸き肉踊らなくてもいいので、お互いの人生に潤いを与え合うような関係性を再構築、もしくは新しく構築することを願うのは欲張りかつ夢見すぎなんだろうかなどと思いつつカステラ食べようと思います。

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