Augustsky

40代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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無伴奏を見ました

日曜の夜。彼氏が今日は晩御飯来ないっていうので映画を見ました。池松壮亮の映画を見たかったので、今度は無伴奏をみました。ネタばれたくない人は読まないでください。予備知識として、そういうシーンがあるっていうのは承知しておりましたので、驚きはしなかったです。わりとしっかりと長くありました。どうしても触れたくないよりもナチュラルだったと思います。話全体としては、当時1970年あたりって、今では考えられないくらいゲイって生きづらいにもほどがあったと思うし、価値観自体が本人でも周りに生まれながらに染まっているので、自分との葛藤がすさまじくあったのだろうなと思いました。僕は偽装で女性と付き合ったりなどできないのですが、当時を生きていたら自分を押し殺してそうしていたかもしれません。というか斉藤工がなんか、でかかったです。身長がとか顔がとかではなく全体的に巨人かよって感じでした。それもあったし、役柄のせいもあってなんか恐ろしかったです。それにしても学生運動やってた人ってなんか、ほんとに幼稚というか、戦前、戦中の人々、特に若い世代の10代、20代での成熟度に比べてものすごく幼稚な世代だったんだなと思いました。敗戦やそれに伴う教育の変化も大きいのでしょうけど…。結局最後はバッドエンドなんですけど、なんか、時代や環境で自分ではどうしようもないことってあるよねって思いました。そういえば10代のころ、田舎の親戚のおじいさんと話してたら、「どこどこの地区に男2人で生活しているおっさんたちがいる、あいつらは変態だ」みたいなこといってて、「へー(突然何言いだすんだこのじいさんは)」って返したんですけど、話聞いてたら、多分このおっさんたちって世代的にはこの映画の登場人物たちと同じ世代くらいで、あのド田舎でよく開き直って自分たちの生きたいように生きられたものだというのをこの映画を見て思い出しました。

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