アイス屋さん
今日散歩してて、主に緑道を歩いていたんですけど、花壇に花が植えてありそれらが咲き誇っていたので、花の香りがあれこれと素晴らしかったのですが、この春の花の香りで小学校のときのことを思い出しまして、というのも小学校はだいたい花壇があってこの時期花がたくさん咲いているからなのですけれど、僕が通った小学校は春に運動会があるタイプでしたので、ちょうどこの時期にやってたような気がするんですが、なので散歩しながら運動会のことが思い出されたというわけです。で、運動会にはアイス屋さんがくるんです。ほかの地方はどうなのか知らないんですけど、僕の地元だと運動会にはアイス屋さんがくるんですね。運動場の端っこの階段を上がったうえ辺りの隅におばさんがいて、コーンを山積みにしていて、だいたい100円とかだったと思うんですけど、ピンクと白のアイスをよそってくれるんです。ちょっとシャリシャリしていて、味は、今思うとなんの味だったんだろうと思いますけどおいしかったです。で、それを大学時代に話してたら秋田出身の女子が「それ！ババヘラでしょ！」って言うんです、ババヘラなんて初めて聞いたんですけど語源を確かめるとババアがヘラですくったアイスを売るかららしく、秋田の人の倫理観どうなってるの？と思ったんですけど、確かに似てはいるものの僕らはババヘラなんて呼んでなかったし、アイス屋さんとしか呼んでなかったので、なぜ同じようなものが東北と九州の端に存在するのか謎だったんですけど、このアイスについてあるとき知恵袋だかブログだかで話題になっているのをみたら、自称長崎出身みたいな回答者が「ああ、それはチリンチリンアイスですね、売りに来た時にチリンチリンとベルを鳴らすからです。長崎ではチリンチリンアイスと呼ばれています（断言）」みたいなコメントしてて、「ハア？誰もチリンチリンアイスなんて呼ばねーしベルなんて鳴ってんの聞いたこともねーよふざけんな長崎でひとくくりにすんな主語がでけーんだよこの野郎」と思ったんですけど、考えてみたら長崎市民からしたら長崎＝市内なので、こういう発言になっても仕方ないなと思うと、神奈川の横浜とか兵庫の神戸とか、そういう感じで県庁所在地と県名の名前が分かれてたらこういう、県のことを県庁所在地が主語でかく代弁する現象もなくなるのになと思ったんですけど、まあとにかく今日散歩してて春の花の香りから、あのころのアイスのこと思い出して懐かしくなったよという話です。今はどうなんでしょうね、昔は田舎の道を走ってたら、ちょっとした道路わきの駐車場みたいなとこにもアイス屋さんいたりしたし、10年前くらいなら道の駅に居たりした気がしますけど、今はどうなんでしょうね。あのアイス屋さん。
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