シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を見てきた
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を見てきたんです。ネタバレはします。別に考察とかはしないです。僕が小学校五年生のときに放送されたエヴァもやっとこさ終わって25年も経っていることが大変なことだなと思うわけですが、テレビ版、旧劇、新劇、あとは漫画とかその都度見て/読んできて、今回のシンエヴァみると、よく言われていることではありますが、満足感がすごくありました。これまでわりと謎を吹っ掛けられて突き放されることが多かったため、テレビ版/旧劇とかをなぞるような説明をしながら、でもテレビ版とか旧劇とは別のループなんだよってことを説明してくれたのと、シンジがそれぞれのキャラを丁寧に救い出していったことだけで、これまで蹴り飛ばされて塩ぶっかけられるような仕打ちを受けてきたファンとしては(ありがたや……ありがたや……)って拝み倒すありがたさだったので、観賞後はとても晴れやかな気持ちで満足感もあり、二時間半という時間をまったく感じない、のんびりパートあり、熱血パートありの見どころたっぷりエンターテインメントで最高だったのですが、今、家で壁を見つめながら考えていたら(あれ……、あの伏線回収されてなくない?)という作品そのものに関することから(でも……あの使徒がいつくるかわかんない状況で避妊しないことあるの……?あの立場で?)とかつまんないことまで、気になることがいくつも出てきて、早く世の中の賢いエヴァファンの皆さんが考察を上げまくってほしい、という他力本願な気持ちでおります。他人がいて協力し合って生きていく世界に生きていますですからね。僕は。惣流は何だったんだ、とか、マリがリリンではなくてあの強さならなんでゼルエルにボコボコにされたんだ、とか黒波かわいそう、とか黒波(という綾波シリーズ)がメンテナンスされないとLCLになっちゃうのに式波シリーズはなんで平気なんだ、とかそういうのが気になるのと、アスカファン絶望してるだろな、とかカヲルくん勢としては、彼のシンジへの好意が父性だったとかってことだと困っちゃうな、とかそういうことを考えてしまいます。ところで、僕は設定上の加持さんと同い年生まれなんですけど、加持さん、ミサトさん、カヲルくん、はさんづけ/くんづけで読んでしまいますね、初見時は小学校五年生だったのに、シンエヴァの今では加持さんよりもミサトさんよりも年上になってしまって困っちゃいますね。でも世の中にはゲンドウより年上になっちゃった人とか、冬月(年齢不詳らしい)より年上感でちゃった人とかいるんでしょうね。これは他のシリーズ作品でもそうだと思いますけど、完結を見ないままこの世を去ってしまうこともたくさんあるのだと思うと、生きててありがたいなと思いました。25年って長いですね。いろいろあったでしょうね、皆さん。僕は上映中、別にそんなに泣け泣けと押し付けてくるようなことのないシーンでもホロリと涙が幾度か流れました。旧劇を見終わって胃を痛くして映画館を出た13歳の自分に、2021年に、丸くなった監督の丁寧な映画が見られると教えてあげたいです。兄が「モヨコへのラブレターやな」、って感想を送ってきたので、最初(え、なんかきも)って一瞬思ったんですけど(兄とラブレターの話とか恋愛の話とか人生でしたことないので)、確かにモヨコの存在が大きいのでしょうね。僕はモヨコのマンガが大好きです。ベスト漫画オブ10代はモヨコのマンガです。モヨコありがとう。監督と結婚してくれて。
::::::::
ブログランキング参加してます。クリックしてもらえると記事書く励みになります。
あとコメントももらえると喜びます。