リバーズエンド（木原音瀬）を読んだ

木原音瀬先生のリバーズエンドを読みました。なんとなーく読みはじめたんですけど、とっても読みやすくてぐいぐい読み進めてしまいました。最初から下り坂な感じのテンションだったんですけど、突然うわーやっぱりきたーって感じの展開で、ちょっとほかの作品ももっと読まないとわからないですけど、木原先生はこんな感じなんでしょうか。でも全部読み終えてからだと、全体的にさらりって感じで箱の中シリーズほどの感情の乱高下も発生せずに穏やかな気持ちで読み終えることができました。あと最近、こういうものを読んでいてですね、その、行為のシーンをですね、じっくり読まなくなったというか、それはあんまり求めてないっていう自分がいます。なんていうか、ごはんは食べてきたんで、お酒を楽しみたいんです、っていう感じ。わかりにくいですね。なんかこう、エロはエロ専門で間に合ってますんで、こう、ロマンチックなことが欲しいというそういう気持ちです。お話としてはゲイ、家族、映画、って感じのお話です。いつも思いますけど、こういう映画の現場のこととか、まったく知らなくて資料を読んで理解して小説にしていくってすごい好奇心と集中力がないとできないことだなあと思って、作家さんってすごいなあと思います。一気に読める面白い作品でした。暗いけど。

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