Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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缶コーヒーと兄

デロンギ?のオイルヒーターあるじゃないですか、あれが実家の僕の部屋にはあって、兄の部屋にもあったんですけど、あれ型番にもよるんでしょうけれど、缶コーヒーを置いといて保温するのにちょうどいい間隔で突起があるんですよね。缶コーヒーって最近ぜんぜん飲まなかったんですけどビルド見てたら冬の夕暮れの公園で缶コーヒーを飲むっていうシーンがあって、それをみて即上着を羽織ってコンビニに行って缶コーヒー買ってきたんですけど、ちょうど現実世界の外も夕暮れ時で空が美しくて缶コーヒー買いに行くだけなのになんだかとっても素晴らしい時間だなあと思いました。中学生だか高校生だかのときに兄が仕事から帰ってくるとだいたい缶コーヒー買ってきてくれてたのですが、僕が留守にしてたりすると、それがデロンギのヒーターに置かれてて、帰宅してそれを発見したら一応兄の部屋に行って「コーヒーサンクス」って声かけると「おう」って返ってくるっていう感じのことを思い出してしまう夕暮れだったので、ついブログを書いてしまったんですけど、兄と僕の人生ぜんぜん違うし、顔もあんま似てないっていうか全然似てないんですよね(兄は顔の造形が良い)。でもなんていうんでしょうかね、おそらくこの世で兄弟間でしか発生しえない空気感というか、照れとか意地とか対抗心とか思いやりなどが混ざり合った感じの感覚があると思っていて、そういう感覚って兄弟いないと感じようがないので、情緒の幅の広がりを得られたという意味で兄弟がいてよかったなと思いました。缶コーヒー飲むと、思ったよりも甘くて、こんな味だったっけと思いましたけれど、飲まなかった期間にも改良が重ねられていたのか、昔感じてた缶の金属くささみたいなのを感じない気がしました。コンビニでコーヒー買えるようになった今では田舎の若者もどうなのかわからないんですけど、僕が20歳くらいのころって友達と夜中とかドライブして適当にコンビニ寄って肉まんと缶コーヒー買って食べたりしてたのですが、缶コーヒー飲むだけでそういうの思い出されたりするので、なんだろ、夏に麦茶飲むと、プールとかばあちゃんちとか思いだしちゃうんですが、でもそれは僕が日常的に缶コーヒーも麦茶も飲まない生活をしてるから、過去のことがパッケージされててフラッシュバック的に思い出されるわけであって、日常にそれらが存在する人にとっては昨日の続きですもんね。そう考えるとこうやって兄との関係をしみじみと考えてみたりすることは、僕たち兄弟も過去のものになっていて、お互いの日常に存在してないからなのだろうなあと思いました。

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