猫と触れ合ってきた
最近僕の中で猫に対する関心が高まっており、毎日就業時間が終わり次第猫の動画と猫関連のサイトを読んでは深夜2時に床に就くという日々だったのですが、僕は自分が熱しやすいタイプだと知っているので(これは熱しているな)と思って過ごしています。もともと引っ越したいな~という想いを2年くらい持ち続けていたのですけど、在宅になって近所の昼間の騒音許すまじになってしまったので引っ越そうと思っていたので、この際ペット可物件に引っ越したい、と思い先週内見に行ってきたりなどする程度の熱し方になっているのですけれど、とはいえ僕は以前猫を飼っている友人宅に行って鼻水クシャミ祭りを開催(ティッシュソールドアウト)してしまったので、もしやアレルギーがあるのでは、と思い、そんな状態で猫と暮らすなんてまかりならぬことですので、先週アレルギー検査に行ったりしたんですけど、この時点でかなり熱してるなって感じがしてきますが、本日アレルギー検査結果を聞くために病院に行こうと時間給を午後とりまして、病院行ったら、猫、犬はぜんぜんアレルギーなしでした。よかったですね。ソバは案の定アレルギー持ちで、ハウスダストとダニの数値が高く、特にダニがすごい高い数値でした。スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、の数値もアレルギー基準に達していてアレルギーカレンダーみたらこれらのせいでずーっと一年中鼻炎だということがわかりました。医者に「カモガヤ…これは田舎にある草でね…」って暗に田舎出身であることを見透かされて怖かったです。
てなわけでアレルギーじゃなかったから、その足で徒歩30秒くらいのところにある保護猫カフェーに行きました。一人だったので、正直いつもの僕だったら何か自分の中で理由つけて踵を返すところだったのですが、なんか、勢いで階段を上ってしまいました。んで、店員さん(優しそうなご婦人)がいらっしゃって、アルコール消毒をしてどうぞどうぞ~と招き入れてくださり、システムと料金についてご説明いただき、1時間の滞在をすることにしました。「先ほど3名お帰りになったところなんですよ~」とのことで、カフェ内、客は僕一人でした。
で、ソファに居た猫の横に無意識にソーシャルディスタンスをとって座ってみたのですが、僕、気づいたんですけど、動物怖いんですよね。急に飛びついてきて喉元食い千切られたらどうしよう……という恐怖がおそらく前世からの記憶かなんかでしょうか、底知れぬなにかが怖れがあるのですよね。というわけで、やや冷や汗かきながら(確かウェブでは猫は頭とか首の下とか触るとよいと書いてあったな……)と思いつつ頭をそーっと撫でていたんですけど、ずっと目をつぶってなすがままだった猫が静かに目を開いてこちらを凝視してきたので(ああ、す、すみません!)って感じで手を引っ込めてしまいました。恐ろしかったです、あのどんぐりみたいな楕円の中に縦一筋に線が入った目。で、僕がかなりぎこちなくしてるからか裏に引っ込んでらした店員さんがきて、「ネコちゃんと遊んだことはありますか?」ってな感じでねこじゃらしの作法を教えてくださいました。なので僕もチャレンジしてみたのですが、結構皆ノリが悪くて、ぜんぜんじゃれてくれません。そこに毛が長めの猫がやってきて、トンネルみたいなところで入り口あたりを行ったり来たりさせてると、爆ノリでじゃれてくださったので、ありがたかったです。とはいえ、猫じゃらしで遊ぶのもけっこう単調な作業なので、僕も猫も飽きてきたので、何か猫にも付き合ってもらってすまんな、って気分になってソファに座ってコーヒー飲みながら他の猫たち(ほぼ寝てる)を見ていました。ちなみに11匹いました。何匹いるのだろうと思って「何匹いるんですか?」って店員さんに聞こうとして、(ハッ…!猫好きの人に“匹”とか言ったら気を悪くしちゃうかな)とか思ってごにょごにょした聴き方してたら普通に「11匹です」って笑顔で答えてくださいました。毎日いろんな猫サイトとか知恵袋とか発言小町とか読みすぎて過敏になっていました。
で、本来であれば猫たちが膝の上に乗ってきたりするらしいのですが、僕の猫スキルがあまりにも低すぎてそのイベントが起こりませんでした。ちゅ~る(300円)買えばイベント起こせたかもしれないんですけど、ちゅ~る動画を見てた感じだと逆にあんな感じで来られたら怖くてちゅ~る遠くに投げてしまいそうだったので買いませんでした。そんな感じなので、時の過ぎ行くのも遅く、ただ猫を眺め続けたりたまに寝てる猫にそーっとさわったりしてたら、店員さんが話を始めてくれたので、オーナーが(店員さんではない)そのお店を始めたきっかけとか経緯とか、その時店員さんの近くの椅子に居た猫が引き取られたときは殺処分直前だったとか、店員さんが昔、今僕が住んでるとこの近くに住んでてそのころは電車が通ってなかったんですよやだ歳がバレますネ(笑)みたいな話を聞いていました。殺処分というワードが出てくるあたり保護猫カフェ感あるなと思いつつ、世の中には偉い人もいるもんだなと思いました。そうこうしてると1時間が経ったので、初めての猫カフェだったんですけど楽しかったです。とお伝えして帰ってきました。
帰り道、1時間かけて歩いて帰ってきたんですけど、道すがら考えていて、とりあえず、猫飼ってる家の匂いがしたな……と思いました。小学校のころよく皆がたまり場にしてたK君の家の匂い、そういえばあの家でっかい家だったけど猫がたまに廊下を歩いていたな…と。あの匂いが常に自分の家でしてたら結構きついのでは……とか考えつつ、あと、自分が全然猫怖かったな、ってことを考えていました。メスも怖いですけどとにかくオスがでかくてでかくて、チワワ3頭分くらいあるんじゃないかってくらいでかかったので、オスの猫のでかさ舐めてたな……、と思いました。で、ぜんぜん猫とうまいことコミュニケーションとれなかった点について反省会をすると同時に、「キャー!ネコチャン!カワイイ!」って抱きしめてチューをするようなことも僕はできないな…と思い、これは猫好きには決してなれないのでは、と思いました。と、考えていると、いや待てよ、と、僕は人間の子供も苦手だったということを思い出しました。「キャー!幼児!カワイイ!」って言って抱っこしてチューをするようなことがないのです。いやでも待てよ、よく子供好きではなかったけど、自分の子供はかわいい、とか自分が子供を持ったら、他の子供もかわいくなった、とかいう話があるなと思い、そもそも自分の子供でもない子供を「キャー!カワイイ!」ってなテンションにはならないのでは、そう考えると今日猫カフェに行ったときの猫たちとの距離感は仮に僕が保育園へ行った時の子供たちとの距離感と同じなのでは、いや待てよ、今日いた猫たちは皆人間で言うと20代から60代だったことを考えると、知らん会社のオフィスにお邪魔したようなものなのでは、とか考えて、さらに、前述のように自分の子供はかわいいけど別に子供好きではなかった、みたいな人も居ることを考えると、自分が飼って育てる猫だからこそかわいいという現象もありうるのでは、それともやはりユニバーサル猫好きでなければ猫は飼うべきではないのか、というかやっぱオス猫でかいから怖い、とか考えて帰ってきました。
何事も新しいことをやってみるといろいろと考えるきっかけになるなと思いつつ、明日もっかいペット可物件に内見行くんだけど、どうかな、と思いつつ、そんなどうかな、とか思ってる人間が20年生きるかもしれない命を引き取るなんて許されない!って声が聞こえてきそうなので、そうだねと思いつつ、そう考えると猫飼ってる人とか犬飼ってる人とかなんかこう、思い切りというか決断力というか、あなたたちすごい人なんですね、と思いました。帰り道、犬を散歩させている人々とたくさんすれ違いましたが、まあ前提として好きでやってるんでしょうけど(子供が飼い始めて仕方なく散歩してる親もいるかもしれないが)、それでもなんかすごいねえ、と思いつつ、子育てとかもどえらいことだな、と思ったりしてると、高校の時の友人で今は疎遠になってしまった人が昔話していた、彼女が実家にきて親を交えて世間話で子供の話になったときに彼女が「わたし猫とか犬も好きだし子供も好き」てなことを発言したら友人の母君が「ペットと子供はちがうわよ!」って怒ったって話を約20年ぶりに思い出して、(そんな怒んなくてもその彼女もそこまで深い意味で言ってないでしょ……)って勝手に同情してたら家にたどり着きましたのでシャワー浴びて酒飲みながらブログを書いています。今夜も酒飲みながら猫動画や猫サイト見て過ごそうと思いますが、実際に猫と触れ合った今、なんだか昨日までとは違うテンションになりそうです。
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