さわやか不倫ソング
宇多田ヒカルのアルバムを買ったので聞いていますが、僕は椎名林檎のファンですので、二時間だけのバカンスをもちろんよく聞くのですが、これ不倫の歌で合ってますよね?フンフンフーンって聞いてたんですけど、そういえば僕の兄の嫁が不倫したんでした、数カ月前。それで兄も実家も大炎上で、現在進行形でもめてるんですけど、子供たちのこととか考えるとかわいそうだなあと思います。という立場に立って聞くと、朝から晩まで頑張ったからって不倫していいことにはならないよな、とか考えてしまいます。やっぱなにごともその人の立場に立ってみないとわからないですよね。ところでこの曲の歌詞は一貫して「頑張っている主婦だからすべて大目に見てね」って感じで、わざわざ相手の男登場させて「家族のために頑張る君を盗んでドライブ」「すべては僕のせいです」とか言わせてるあたり、女性側を絶対安全圏、絶対悪くないよ!って立場に置いている感じでリアリティにかけるなあと思いました。宇多田さんどこかで不倫を歌うことへの照れ、もしくは罪悪感を持ってるような感じ。不倫ソングってだいたい「土日のあなたも欲しい」的な女の情念みたいな感じですけど、こんなサラリとした不倫ソングもあるもんだなあと不思議です。なんか、不倫をするにあたって許可を得るためにプレゼンをやるので、まずはイメージムービーをご覧ください。って感じで流れるビデオのストーリーって感じ。そしてそのBGMもこの曲。でも大人になるとわかりますけど、そこらじゅうで不倫してますよね。だいたいこの歌みたいなさわやかじゃないやつですけど。そういえば昔父親が酔っ払って街のスナックのことを「あそこは不倫養成所だ!」とか言ったことがあって、母親が「子供の前でそういうこと言わないで」って怒ってたのを覚えてますが、小学生の子供ながらに養成所って俳優の卵じゃないんだから、って思ってました。でもしっくりくる表現が思いつかなくてもやっとしました。あと大人ってきたねーなと思いました。まあ僕も今ではいいおっさんですけど。
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