Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

一般 旅行

一人で旅に出ました(砂時計ロケ地編)

2020/01/15

TOKYOは夜の7時、YONAGOも夜の7時、勤務を16:00で切り上げた僕はそのまま羽田空港へ向かい西国行きで去っていきました。目的地は島根なので出雲空港に行けばいいところですが、赤貧なのでマイルが貯まってたANAにて米子へ向かったというわけです。旅情報共有ですが、出雲はJALしか飛んでません。

紛れもない西国行き
みんなどうやって飛行機からの夜景を撮ってるの、照明割り歩いてるの
躍動感あふれるYONAGO STATION

到着機材遅れのため、飛行機がやや遅延したのですが、空港⇒米子駅間を結ぶバスはこの便を待ち合わせていたので、問題なく乗車できました。これを逃すと1時間以上空港で待ちぼうけなので地方の恐ろしさを改めて思い出しました。

山陰地方には僕がたぶん8歳くらいの時、10年ほど前くらいになりますかね、家族で行ったことがある気がします。冬だったので、鳥取砂丘に行ったとき砂丘に雪が積もっていて、砂漠=暑いの法則がかき乱されたことを覚えています。あとカニをたくさん食べた気がします。僕はひとりでご飯を外食するのがとても苦手で、普段はだんぜん中食派なのですが、旅だし、ちょっぴり自分の殻破っちゃおっかなって思って、一人でご飯を食べることにしました、ファミレスファーストフード禁止で。で、google mapの口コミみてたんですけど、あまりに地元の飲んだくれが集う店みたいなのは怖いからやめて、鳥取では名の知れた地場の居酒屋みたいなところに行くことにしました。ちょうど泊まったホテルで渡されたお店ガイドにも載ってたしクーポンもついてたのでそこに決定しました。居酒屋に一人で入るのもファーストタイムでしたが、「ひとりです」って言うと座ってお待ちくださいって言われたので、座って待ってる間隣の若い女性がタバコ吸ってて煙がすべてこちらに流れてきたので、つらいと思いつつもあからさまに避けたりするのもあれだなと思って、右横の棚にあった「山と渓谷」を取るふりをして席を移動しました。ぜんぜん興味がない山と渓谷を眺めていると、店員さんに呼ばれたのでカウンターに座りました。カウンターながら客と客のあいだはそれなりにスペースが取られている心配りで、右にカポー、左にじいさん、でした。とりあえずビール頼んでクーポンのお造りと寿司、ねばりっこのステーキ、ホタルイカのてんぷらを頼んで、食べました。おいしかったです。一人なのでTwitter見るくらいしかすることないため、食べて飲んだら潔く店をでました。なんだか大人の階段上ったなって気持ちになりました。

クーポンのお造りと、旬の寿司6個、えびとサーモン以外なんの魚かわからない
ねばりっこというブランディングをされた長芋
おすすめにあった「もさ海老」を「もさ海老ってなんですか?」と聞いたら「今日はもう終わりました」と言われたので、隣におすすめされていたホタルイカを注文。結局もさ海老が何なのかは謎のまま

思ったんですけど、一人で居酒屋行くといろんな種類食べられないですね。それなりに腹いっぱいになるし。んで、ホテルにもどって風呂入りに大浴場いくかって思ったら22:00から女湯タイムになったので、瞑想して過ごし、23:00から風呂入ってきてsurfaceをセットアップしました。

ちょっとビール多かった

旅先でもリアタイしました。何をって?「インディゴの気分」ですよ。ホテルのwifiさまさまですね。とりあえず城戸がクソでしたので、城戸クソだなあって思いながら見終えて就寝しました。

明くる朝、晴れていました。数日前から天気予報をチェックするたびに島根鳥取降水確率100%だったんですけど、晴れてました。これは僕が猛烈な晴れ男であるか、もしくは気象庁が税金泥棒であるかのどちらかでしょう。今回滞在したホテルは「朝食無料!」みたいな触れ込みでしたので、朝食を取りに行くと、あんま食べたいものがなかったし、エレベーターがとにかくぜんぜんこないので時間がすごく失われてたため、パンを2個とコーヒーをとって、パンをちぎっては食べ、ちぎっては食べ、コーヒーを飲もうとして熱くて飲めず(猫舌)時間もないので、コーヒー飲まずに部屋に戻り支度して米子駅へダッシュしました。チェックアウト不要だったのが最高でした。そんなこんなで滑り込んで乗った快速アクアライナー。ボックス席タイプの旅情あふるる列車です。僕は何となく進行方向左側のボックス席に座りましたが、中海、宍道湖、日本海が見られるのは右側でしたので見事に二分の一の賭けに負けたということになります。隣のボックス席の綾戸智恵似の大阪から来たというおばちゃんとその向かいに座る東京からきたというおばちゃんはきっと知ってたのでしょうね。さすが出会って10分で打ち解けるコミュ力を持つだけあります。僕はといえばその二人の会話を盗み聴いているだけの男です。

まあ話す相手もいないけどな

この旅の目的は2つあって、1つがドラマ「砂時計」のロケ地巡りです。偉大な先人がロケ地まとめのサイトを作ってくださっていたので、それをみて行き先を決めていたのですが、とりあえずドラマ内では「江田駅」とされていた羽根駅を通過することが分かっていたため、写真におさめようと思うも、快速なので停車しない。ということは写真だとおさめきれない可能性がある、と聡明な僕は考えました。なのでgoogle mapで現在地を確認しつつ、スマホをスタンバイ、きたきたきたと思ったらホームは逆側、動画をせめて反対側から動画をとろうとすると地元民らしきおばさまに訝し気に見られて(そりゃそうだ)すぐにスマホを持つ手を下ろしました。まあいっかと思ってると仁万駅に到着、サンドミュージアムは仁摩なのに駅は仁万、こういうのたまにありますけど、なんでしょうね。

山陰地方の駅はこんな感じのスタイル

ところで、駅を出てすぐ「仁摩サンドミュージアムはこちら」ってな看板が立っていまして、素直な僕はその方向へグングンあるいておりました。

なんか明らかにあれっぽいんだけど

すると遠方にあれがミュージアムじゃなかったら、なんの組織の本部だよ、と思ったんですけど、看板を信じて歩いてました。けれどどう考えてもgoogle mapが逆方向を指しているので、地元看板には悪いけど肉眼で確認できる建造物へ向かうことにしました。途中、女性2人組が前を歩いてたので(はは~ん、きっとあの人たちも砂時計ロケ地めぐりだな)と決めつけました。ピラミッドに近づくとミュージアムの看板出てたので、なんだったんださっきの罠は、と思いつつBluetoothイヤホンをオンにしてスマホのapple musicを立ち上げ、準備万端にしてエントランスへ向かう階段で画面の「ひと恋めぐり」の再生ボタンを押したところ、イヤホンから音は聴こえず、かすかになんか聴こえる、と思ってイヤホンはずすとスマホからイントロが流れてました。こういうこと僕はよくあるので結構慣れっこだし、ロケ地巡りしてる二人にもBGMつけて入場させてあげられてよかったなって思います。

ミュージアム以外のなにものでもありません

すごく元気と愛想のいい受付の人に迎えられチケットを買い、「工作体験を5の部屋でやってます!」と何を作るか選ばされたのでしおりを選び、館内に入り、一応座ってたミュージアムの人に「撮影しても大丈夫ですか?」と聞いたら「大丈夫ですよ!お撮りしましょうか?」と言われたのでお礼を言って丁重にお断りしました。そしてこれが、砂時計、だ!!!

杏が母親と訪れたり、大悟を待ったりしてたのが思い出されます

そんでこちらが鳴き砂。この棒で押すとちゃんとキュッキュって音がします。

2つとも同じものです

事前情報ゼロで訪れたんですけど(ピキーン)と直感が働いてパンフレットの館内図を見ると、あった、コーナーが。

列車の時間を気にしているのでややぶれ

で、お宝あったんですけどブログに載せるとあれこれポリコレになるとやだなあって思うので載せませんが、お宝があるので砂時計ファンは行ったらいいと思います。

砂工作をせずに立ち去ることへの罪悪感を感じながら受付を通ると大変元気よく「ありがとうございました~!」とお声がけされたので恐縮しつつ「ありがとうございました」と言いました。島根、列車が、あんまないです。次の目的地へ向かうべく歩いて駅へ戻り、10分後くらいにきた列車に乗車。

NOBODY
NOBODY
NOBODY

人っ子一人いない道を歩いて目的地へ向かっていると、若そうなカップルが前を歩いていました。高校生くらいかな、まるで杏と大悟のようではないか、と思いつつ後ろからついていったんですけど、ただでさえ人っ子一人いないのに突然現れたおっさんが後ろからついていったら台無しだろうと思って歩く速度を0.2倍にしました。そして到着したのがこちら。

天気がいい
湿っていましたので
あの奥にある掘立小屋(失礼)みたいなのあたりにおっさんが居て、砂時計を探す大悟(成人)に話しかけたりしたんだろうと断定

琴ケ浜です。杏が最初に母親と寄り道して鬱な話を聞かされたり、大悟と来たり(うろ覚え)、大悟が杏がなくしたという砂時計を探し回ったり(うろ覚え)、あかねがここで観念したりした(確信)場所ですね。僕の他には先述したカポー、そして一人で来ている女性がいました。(はは~ん、きっとあの人も砂時計ロケ地めぐりだな)と思いました。めちゃくちゃ風が強くて砂をいくら踏んでも音は聴こえませんでした。湿ってたし。ひと恋めぐりを聴いてからその場を去ったのですが、先ほどの女性は駐車場で一人スマホをいじってたので(はは~ん、きっとあの人も砂時計ロケ地めぐりだな)と思いました。歩いてるとカポーが郵便局に駐車した車に乗って去っていきました。そこで僕は思いました。車使わずにロケ地巡りするなんて無謀なのでは、と。でもそんなことを考えても仕方ありませんから僕はまた誰もいない駅へと戻るしかないのです。一人旅では素に戻ってはいけません、「あれ?俺なにやってんだろ?」と思った瞬間にすべてが台無しになってしまうものなのです。

一人の僕を迎えてくれるアットホームな待合室

この後、本当は大田市で乗り換えて北村商店が撮影されたところに行こうと思ったのですが、バスなど乗り継いで大変な労力がかかり時間がなくなりそうなわりには店の外観などは全然違うらしいので、行くのを諦めました。車なら数秒なのに公共交通機関を使うと1000時間かかります。悔やまれるところです。なので来た道を戻ることにしました。今度は進行方向などを頭に入れて、左側を確保。しかも各駅停車。

これが
江田駅だ!!!!(波根駅)

正直ビジュアル的には沿線だいたい同じ見た目なんですけど、やはりこの駅は杏と大悟があれこれあれこれあったりしたりした駅ですから、感慨深いですね。ちなみによく見送った後のシーンでトンネルが出てきてましたけどここにはトンネルありません。もうちょっと先にあります。ここで降りて写真、と行きたいところですが、降りると次の電車が来るまで悠久の時を過ごさなくてはならないので横着して車内から写真撮りました。写真撮ってるのは僕だけでした。砂時計ファン、皆どこへ行った、見送られることもなく。

その後は鈍行で1時間半くらい乗車してないといけなかったので気絶してました。気絶してると出雲市に着きました。そう、マイジャーニーのラストサンクチュアリ、出雲大社へ行くためです。とは行ってもすぐに電車がないのが島根の旅。とにかくスマホの充電がやばかったのと、出雲大社周辺はそば屋ばっかり(僕はそばアレルギーです)という情報を得ていたので、モスバーガーへ行きました。無事コンセントを発見。モスさまさまでした。モスバーガーで地元の人々の会話を盗み聞きすること40分くらい。電車の時間になったので電鉄出雲市駅へ向かいまして乗車。出雲大社は出雲市駅から離れてるので歩いて行くことは不可能です。バスも出てますが、バス、電車あわせてタイミングが合うやつにのるしかありません。そんで出雲大社到着。

事前に彼氏に出雲に行く、と言うと昔訪れたときの印象を「すすきしかなかった」と言われたので、すすきしかないのだと思っていました。

すすきがない
天気悪い
そばや
舗装されている
しまいにはスタバ
ついでに竹内まりやの実家

ぜんぜんすすきがないので、「すすきないんだけど?」と写真を送ると「へ~すすきがないとこ撮ったんだ」と言われたので、さらに数枚贈ると「そこは都心だろ、郊外に行け」と言われました。

まあそんなこんなで出雲大社です。おそらく僕が8歳だったころなんで10年くらい前ですかね、確かなことはわかりませんが家族と訪れたことがあったと思うんですけど、たしかにそのころはすすきしかなかったかもしれません。出雲大社、広いです。僕が訪れた中では伊勢神宮に次いで、熱田神宮か下鴨神社くらいの広さでしょうか。もうちょっと広いかも。僕は実は神社大好きマンなので、砂時計的な意味のみならず、神社ファンとしても聖地巡礼だったのです。僕の中で伊勢神宮が天津神のトップなところ、出雲大社は国津神のトップなので、伊勢神宮同様おみくじとかないのかなって思ってたらありました。のでひきました。でも吉とか凶とかはなくて、アドバイスがかかれているだけです。おみくじひいて、開運のお守りを授かって、境内を歩き回りました。素戔嗚を祀ったお社もあって、その後ろの岩がパワースポットになっているらしくお賽銭がたくさんおいてありました。あとはながーいお社があって、それは神在月に集まった八百万の神々が滞在するためのお社だそうで、おもしろいなあと思いました。よくみるあのでっかい縄は本殿ではなく神楽殿の方にあります。

鳥居
さらに鳥居
拝殿
右の札が民間人の最高位におわす人々か
本殿
神楽殿
お賽銭を投げて縄にぶっ刺すのはやっちゃいけないらしいですよ

そんなこんなで参拝を終えて、出雲市駅へ戻ります。僕は列車に乗って帰らなくてはならなかったので、んでその列車に乗る前にひとっぷろ浴びました。

いちおう温泉らしいです

出雲市駅の駅前にあるこちらの温泉、そんなに広くないですけど、一応露天風呂とサウナや水風呂なんかはありました。お風呂に入って身体をきれいにするってだけならぜんぜん問題ないです。風呂あがってから、今日歩き詰めだった身体をいたわろうと15分300円のマッサージチェア使ったんですけど、なんかすごいんです、無重力モードとかあるんです。でも一番よかったのはストレッチモードですね、足をつかんで伸ばしてくれるんです、椅子が。足裏マッサージしながら手をもみながら背中腰首をもむなんて人間では数人がかりなところを椅子がやってくれるんですから、これはもうAI時代待ったなしだと思わざるを得ませんね。やがて人間はマッサージチェアに支配されることでしょう。

で、しばらくぼけっとして、お土産買って、ごはんとつまみとお土産を買って、乗り込んだのがこちら、憧れのサンライズ出雲です。

ジャーン!
ジャーン!!
ジャーン!!!
ジャーン!!!!
ジャーン!!!!!
ジャーン!!!!!!
ジャーン!!!!!!!
ジャーン!!!!!!!!

サンライズ出雲は出雲市と東京を結んでいる寝台列車で、上りの場合は岡山駅でサンライズ瀬戸と連結するんですね。下りの場合は逆に離れるのですが、離れる時は停車時に降りてみることができるみたいなんですけど、連結するときは連結し終わってからドアが開く、みたいなことを廊下で誰かが話してたので、きっとそういうことなんだと思いますね。いずれにしても僕は連結とかには特に興味がないので、浴衣姿で大都会岡山の街を眺めていました。個室はぜんぜん広いし、圧迫感もなくて、僕は2階だったんですけどまあまあ揺れるものの寝ることはできました。ちなみに僕は飛行機では(もちろんエコノミークラス)一睡もできないタイプなので、飛行機で寝られるレベルの人なら瞬時に眠ってしまうのではないでしょうか。僕は姫路へ向かう前くらいに寝て、熱海あたりで起きたんですけど、せっかく高いお金払って乗ってるので、出雲で寝て起きたら東京とか意味ないですからできるだけ起きてました。僕はですね、やはり山陰から山陽へ縦断する路がすごくよかったですね。もう鬱蒼とした山に夜霧がこれでもかってくらい出てて、たまに通る集落の街灯すらスポットライトみたいに霧が光を反射していて、妖しげな雰囲気満載なところに昨日は満月のような月でかなり雰囲気ありました。カメラではおさめきれないのが残念です。

おぼろ

2階席でよかったな~、って思うのは横浜あたりですね。1階席だと現実世界の住人達の視線にさらされてしまいますので、2階席だとかろうじて隠れることができます。

きまずい

まあ、わりと弾丸的な旅行だったんですけど楽しかったです。移動にも楽しみがあるとよいものですね。ちなみに朝7:08に東京駅着だったので、有休の僕は社畜でも眺めながらモーニングでも食って帰るかと思ってたんですけどズボンにこぼしたビールが乾いてもなお嫌だったのですぐに家に帰りました。こういうこと考えてるからビール神に、いや鉄道神? いや社畜神でしょうか、にバチ当てられてビールこぼしたりしたんですね。とにかくですね、寝台特急は揺れるので、乗る時は液体物の扱いに注意した方がいいですね。たぶんもう乗らないけど、どうかな、高松行くかな。

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