今週末は魔界転生を観に行ってBASEに行って飲んだ
こんばんは、土曜日はですね、お昼から明治座へ向かいまして、魔界転生を観劇してまいりました。なんか明治座って辺鄙な場所にありますね、なんか、こう、辺鄙な、場所に。明治座初めて行ったんですけど、なんか地方のそれなりに大きな観光ホテル(旅館風)って感じで劇場自体は3、4、5階にそれぞれ1階席2階席3階席とあって、大きな建物でした。売店ではお弁当なんかも売ってたり食堂もあって、旅館みたいな匂いしててなんか落ち着きました。公演グッズとかも売ってて、今回はパンフレットとか買わなかったんですけど、おとなりにマツケンショップがあったので、これはいい、と思ってマツケンあぶらとり紙を買ったのですが、おまけで小さいマツケンまんじゅうくれました。おすすめです。座席に着くと2階席後方ではあるもののど真ん中だったのでみやすかったです。お弁当食べてる人が居て、観劇ってこういう感じなんだなあ~とこの歳にしてまた一つ新しい経験をしたことがうれしくなりました。
で、魔界転生なんですが、僕今月2日に観劇デビューをして、下北沢の本多劇場での”修道女たち”、池袋のサンシャイン劇場での”あいあい傘”(x4回)、そして昨日浜町の明治座で”魔界転生”を見てまいりまして、劇場の規模やチケット金額もあとになるにつれて大きくなっていい感じに大人の階段上ってきたのが昨日だったのですが、やはり舞台の転換とか演出とかは昨日は一番派手でした。
で、修道女たちとあいあい傘についてはすでにブログで書いてるんですけど、基本べた褒めで最高で最高だったんですけど、昨日も基本最高だったのですが2個くらいちょっと残念というかん~ってことがあったので先にん~ってことを書きます。
まず、これは脚本なのか演出なのかわからないんですけど、両方かもしれないんですけど、アドリブ風の笑わせようとする台詞がほぼぜんぶすべってたんです。まあそれはドンマイって感じなんですけど、明らかに台本に書いてありそうな掛け声とか、例えばなんかお座敷遊びしてるおっさんの武士が「わしが真田幸村を撃ちとったんじゃ」みたいなこというときに後ろで控えてる芸者さんっぽい二人が声を合わせて「ゴルゴサーティーン」とか言うのがまじでおもしろくなかったんです。面白くないというのは単純に面白くないのに加えてゴルゴ13というワードを選ぶ時流の読めなさ時代の読めなさセンスのなさ、1985年あたりで時代が止まってんのかなっていう感じで、こういうつまんないウケ狙いのつまんないのが何回もあるんです。それが見事に話の流れをぶっつり切るくらいのつまんなさで、だったら入れない方が1000倍いいよって感じでした。
あと、これ説明が難しいんですけど、役者さんたちが掛け合いをしてて、んで、セリフの語尾を伸ばしてそのまま斜めにのけぞって、関係ない他の出演者も一緒にそのポーズとって、間があいて、上川さんが「おい!息をしろ!」一同「……!!はあはあ」みたいなシーンが2回最初と最後あたりで出てきたんですけど、あれは演出なんでしょうかね、テレビドラマの深夜のやつで仲間由紀恵さんの後ろで金髪の刑事見習いみたいな人が2000年あたりにやったらおもしろいのかもしれないんですけど、舞台でやったらまじでつまんないっていうか失笑っていうか「もういいよ……」っていうかむしろ役者さんたちを辱めるのやめてって気持ちになりました。幸い僕の推しはこれやらされてなかったですけど、あの方々のファンの人の心中察するにあまりありますね。
あと、舞台芸術?すごいお金かかって手間暇かかってらっしゃると思うんですけど、CGが全体的にしょぼくて、まじで明らかにしょぼいとこがいくつかあったんです。たぶん天草四郎がぶええって溶けるとこだったかな、15年前のどっかの専門学校生(1年生)が作りましたって感じの、15年前のカラオケでアニメ入れたら出てくる謎のCGみたいな感じのしょぼさだったんです。あと死んだ悪役が成仏するときに骨になるときの骨とかまじでしょぼいんです、それが残念でした。
あと途中の無駄なお色気シーンがスーパーすべってて、これはあのお色気担当女子の棒読みすぎるのが演出なのかお芝居がひどいのかにもよりますが、とりあえず嫌悪感を抱く感じの80年代のバラエティみたいなお色気シーンでクソだなって思いましたし、それに伴う胤舜の性欲エピソードもちょっと気持ち悪さしかなかったんですけどもうちょっとなんかどうにかならなかったのかなと思ったし、あと猪塚さん演じる荒木又右衛門が用を足しながら話すシーンもなんかただ下品っていうか下品さがしつこいっていうか、あの用を足す音と行為を延々と見せられるのは本能的に嫌悪感を感じるので原作読んでないんでわかんないですけど原作にあるんだったら演出でもっとなんとかならなかったのかよって思いました。
上記が残念コーナーだったんですけど、僕はですね、やはりですね、役者さんってすんごいなって思ったんです。皆さん本当に素晴らしくて、正直もっとちゃんとしろよこの野郎手抜いてんじゃねえよ、手抜いてないんだったら才能ねえよって感じの脚本or演出を見事にお芝居で昇華しておられて特に今回僕がすごいなって思ったのが根津甚八役の村井良大さんと田宮坊太郎役の玉城裕規さんで、うっわープロフェッショナルってのは素晴らしいなあって思いました。そして僕は猪塚さんを応援しておりますので、立ち回りのシーンなどは眼球が常に猪塚さんを追っていたのですが殺陣もあんなにお出来でらっしゃるんですね。あとですね、猪塚さん、声がまじでいい。声がまじで、いい。すごく響くし低さもあり瞬発力もあって最高のお声でした。
そんなこんなで、役者さんたちの熱演がすばらしく、最期の方では天草四郎と母のところなどで涙が出てきて、結局いろんな残念なことは置いておいて役者さんたちにスタンディングオベーションしました。舞台ってほんとにすごいですよね、演技力が職人芸みたいなものなんだなとまじまじと感じました。
で、帰ってきてご飯作って彼氏と食べて、BASEに行きました。Twitterで仲良くしていただいているお二人と飲むためです。21:30くらいにスタートしたんですけど、気づいたら2:30になっていてまじでびっくりしました。となかぞが縁で知り合いましたのに、昨日はほとんどとなかぞの話してなくて、朔ちゃんかわいい、くらいしか僕は関連する言葉を発していない気がします。じゃあ何を発してたんだっていえば、竹財さんが最高ということを延々言ってました。すみません。あとなんかいろいろ自分のこととか話しまくっちゃって、今朝起きた瞬間徹夜で開店待ってた客レベルで一気に自己嫌悪の波が押し寄せて大変でした。でも一緒に飲んだ方ズの話もたくさんして(だって5時間もいたからね)、いろいろあるなあ、興味深いなあってことがたくさんありました。あと別のグループでいらっしゃってた人々がとなかぞの民の方々で、フォローさせていただいてる方もいらっしゃいましたが、私ごときのことご認識なされておられませぬだろうと思いまして一緒に飲んでた有名でらっしゃる方の後ろに隠れてちゃっかりお菓子のご相伴にあずかったりしておりました。いやでも何かこう、やっぱ人間関係ってスタートラインが重要だと思ってるんですけど、僕は昨夜飲んだ方々とはTwitter入り口なんで、すでにゲイだってこともこんな感じの人間だってのも竹財さんファンだということもご存じなわけですね、そんなスタートラインで話をすることの気楽さといったら、最高ですね。これが本来の僕を隠した状態だったら、もちろんゲイであることも隠してて、ラムコーク飲もうとする時も、実は竹財さんが先週スペイン語で「ラムコーク最高だよね」みたいなことをサトウキビ畑で言ってたから注文する、というのを隠して「あ、僕コーラが好きなんです」って言ってたと思うし、とにかくね、人間関係ってのはまあ近づいたり離れたり、出会ったり別れたりするもんですけど、いいな~楽しいな~って思える夜がちょいちょいあったら人生って豊かになるんだなあって思いましたね。
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