部外者の勝手な考察
昨日見かけたツイートで、昔はBL的なものには厳重なパスワードなどがかけられており世をはばかっていたものが、最近は表で堂々と発信などしている。というようなのがあったのをきっかけに、腐女子っていったいどういうものなのだろうということを考えて、夜眠れなくなって、ベッドでゴロゴロしてました。
僕はBL大好きですし、読みますが、それは自分の性的指向に合致する恋愛ものを読んでいるだけであって、別に異常な行動をとっていると思っていません。異性愛者が異性愛のドラマや映画や漫画や小説を好んで読むのと同じです。で、僕はいわゆる腐女子ではないので、界隈のことを主にツイッターで人々を巡り巡って、勉強しないとわからないのですが、友達には腐女子がいるので、それをまず基本にして考えようと思います。なので別にアンチ腐女子なわけではありません。ただ、なんで腐ってることになってんだろ…?と思っただけです。
この友達は学生の時の友達で、ずっと腐女子活動をしており、漫画を描いてコミケへ行く、くらいのレベルの腐女子ですが、ずっと隠していて、僕たちはとても仲の良いクラスだったので皆が友達という感じだったのですが、ある日意を決して「実は…私…腐女子なの!!」ってカミングアウトしてて、周りからしたら「えーそうなんだーチ〇コ描いてんだ」くらいのリアクションでまったく波も立たずその後も普通に友達で、むしろ徹夜の時はモカ様(エスタロンモカ)が効くと聞いて課題の提出前などに参考になる情報くれたりする感じで、そんな感じでありながらも、彼女も決して世の中に表立って活動してはいけない…、という鉄の掟を死守している風で、(腐女子ってのは鉄の掟があるんだな)くらいに思ってました。これに加えて最近ツイッターを旅して得たにわかの知識で考えようと思います。
なぜ"表立って活動してはいけない"のか、それはまず"版権もので商売する"っていうのがあるのだと思うのですが、それは確かによくない、表立てない、わかります。それで商売したりなどしたら。でもこの場合登場人物が同性かどうかは関係なくよくない。著作権を犯すことは。なのでこれは腐女子特有の理由からは排除されます。
次に実在の人物同士をあれこれするってやつ、それは確かに表立ってあれこれするのはよくない気がする。まあ本人に知れたらあんまりいい気はしないかもだしね。
そして"原作では別に恋人同士ではないのにカップリングするのを不快に思う人がいるから配慮しろ"というやつ、なるほど…、よくわからないけれど、どういうことだ。別によくない?と思ったんだけど。これが一番謎でした。例えば、例えばアンドロイドと人間の警部補がずっとパートナーとして事件を追う、という物語があったとして、アンドロイドが女性(型)、人間の警部補が男性だったときに、2人の間に愛が生まれるというような仮定のストーリー展開は世の中に完全に受け入れられますよね、でもそれが男性型のアンドロイドと男性の人間の警部補だったときに、不快に思う人がいたとして、その人をケアする必要がどこにあるのだろうと思うんです、そういう人は根底で同性愛が異常で、そんな恋愛に登場人物を当てはめること自体が失礼だ、という認識だからそういうこと言うんじゃないですか、と思うと、ゲイとしては心外ですね。
腐女子の"腐"っていうのが一体何を指しているのか、というのを考えて眠れなくなったんですけど、
①"男性同士の恋愛そのものが異常という認識でそれを腐っていると表現する"女子
②"男性同士の恋愛が異常だという認識で、そういう異常なものを愛でている自分が腐っている"という認識の女子
③"男性同士の恋愛そのものというよりもめちゃくちゃ過激な性的描写で描いていること自体が腐っている"という認識の女子
おそらく、上記の他に「いやいや腐ってんのは勝手に妄想してる私であって、推しは腐ってない!」という感じもあるのでは、と思ったのですが、そもそもじゃあなんで尊い推しが恋愛をしてるのを愛でる自分を卑下して腐っているなんていうのか、別にいいじゃない、ファンで。
そこでさらに、そもそもが男性同士のカップルという公式設定で登場する登場人物を愛でることも腐っていることになるのか、という疑問がわいたのです。公式の設定でカップルなのだからこの場合妄想ではないし、胸を張って「ファンです」って言えると思うんですけどこういうときも腐女子という分類になるのでしょうか。わたさくもはるまきも公式なのだから「ファン」でいいと思うんですけどどうなんでしょう。これらを愛でることも腐にされてしまうのでしょうか。
公式でカップルという設定の男性同士のカップルについておおやけに語ることも、世間に配慮が必要なのでしょうか。
もしそうだと思っているとしたら、その人は根底に男性同士の恋愛に対する根強い偏見があるのではないでしょうか。ちなみに上記の通り、実在の役者さん本人同士をあれこれいうのははばかられるべきことだと思いますので、それを言っているわけではなく、要は男性同士の恋愛自体を勝手にはばかられるジャンルにしないでよ、ということを感じたわけです。
あと、僕はわたさくを素晴らしい男性同士の恋愛だというとらえ方をしていたし、となかぞも素晴らしいドラマで全家族好き、と思っているのですが、最近思ったのが、ひょっとして、となかぞというドラマ云々はどうでもよくて、わたさくという自分たちにとって格好の"素材"が生まれたからそれを愛でている人がいるのではないか、ということなんです。そんな人がいるとはぜんぜん思いもよらなかったのですけれど、でも、もしいたら、そういう人たちにとってはとなかぞを愛する、わたさくを愛するということが理解できなくて、ただいつものように"素材"として自分たちが後ろめたいことに使用しているという認識がその行為のみならず、"素材"自体が世の中から卑下される対象だと考えるに至り、表立って"素材"に言及されることを嫌がっているのではないか、という気がした、ということです。
なんか結局びしっとまとまんなかったな。難しいけどふんわり伝わったらよいなと思います。
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