Augustsky

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おっさんずラブ6話見た

ちょっとこの熱量の放出具合が超大型巨人レベルに今僕の全身からとまどいと哀しみが溢れています、そう、なぜなら今昨日のおっさんずラブを録画してたのをみたからです。もう今回もリアルに一人の部屋で「アッハハ!!!」ってリアルに笑っちゃうくらい愉快で楽しいやり取りが最高だったし全然飽きないしテンポもよくて最高だったんです。蝶子は最高だし、蝶子は最高なので、麻呂のこともいいやつじゃんって感じになってきたんですけど、まあちょっと待ってくださいよ、ちずですよ。

ちず。ちずよ、ああいうさ、こう自己満だけど告白したいみたいなこという女よ。ていうかちょっと待って、整理しよう。はい、クイズ出します。クイズ。このドラマでね、人のことを想いやって、愛する人を想いやって行動することのできている人間が3人います。はい、誰でしょう。

はい、正解は武川さん、蝶子、そして牧です。武川さんはもうめっちゃくちゃめちゃくちゃ牧のこと大好きで春田に土下座しちゃうしゼリー大量に買ってきちゃうくらい大好きなんだけど、牧がね、春田の幸せのこと、自分の幸せじゃなくて相手の幸せのことを考えているってことがわかって、潔く身を引くわけですよ。これは牧のそういう、自分の幸せよりも相手の幸せを考えてしまうくらい牧が春田のことを好きだっていうところで、ああ、もう俺の出る幕ねーなって思ったわけでしょうし、きっと武川さんも牧のそういう素晴らしきところが好きだったんだろうけれどとにかく潔く身を引くわけです。素晴らしい。美しい。

んで、蝶子、蝶子ね、蝶子もこれだいぶいいオンナですよ、いい大人です。部長が好きな人できたっていうんでそれで別れるっていう選択肢を与えて、結局のところは麻呂が言ってたように未練がないといえば嘘になる、のかもしれないし、なんらかの形で部長とつながり(はるたんとの仲を成功させるとか)を持っていたいという人情も分かりすぎるところを、でも決して相手の幸せをぶっ潰すようなことはしないし、基本的に部長がうまくいくように、かつて(もしくは今でも)愛した人の幸せを願って行動してるわけですよね、そんな蝶子の最後の挨拶の時に部長はメールがどうのこうのとか?言ってたけど?

んで、牧、そう牧です。もうね、牧の春田を思いやる心の美しさといったら画面からあふれ出でてこっちまで眉下がり気味の笑顔で両手を握って高速で頷くくらい共感の嵐を巻き起こすわけですね。もうこれまでのエピソードでもあふれ出でていますけれど、今回の6話で言ったら、まず冒頭のカミングアウトすっとぼけ事件からして春田のことを考えての行動なわけですし、春田の母が出てきたときのあのあれ、むっちゃわかるあれ、「将来は孫の顔もみたいしちずちゃん昔から好きだし云々」のくだり、まず、牧としてはいわゆる普通の幸せを歩む可能性があったであろう春田が将来孫の顔を親に見せられなくなるな自分と一緒にいたら、って考えちゃいますよね、かつ、ちずのことに関してもそんなに昔から好きだったんだなって、にも関わらず鈍感だからちずの気持ち気づいてないだけで、今現在両想いになってる可能性あるんだよなとかそういう、んで、春田母、帰り際に「これからも創一とずっと友達でいてね」などと、これら孫、ちず、友達という苦しみに溢れたボディブローをぶち込んできて、しかもそれらがすべて悪意があるわけではないところがまた悩ましい、という病み上がりの体には堪えるダメージを食らった状態で、牧は母の忘れ物?だったのあれ?とにかく布状のなにかを持って外へ母を追いかけてったところで、ちずの春田への告白からの春田がちず抱きしめちゃうっていう、W浅野出てきちゃうのかなっていうベッタベタの光景をスーパー偶然タイミングで目撃しちゃうわけですよね。いやでもああいう悪いことに限ってこのタイミングで、みたいな感じで重なっちゃうことって意外に現実でもありますからね、まあとにかくHP黄色でやべえってときに牧はあそこで痛恨の一撃クリティカルヒットを食らっちゃったわけで、そらあのあと春田が帰ってきたとき、牧自ら別れようって言っちゃう、これは100億人いたら100億人が言っちゃう、いたしかたない流れになってしまいます。

でもね、その時もさ、ぐっと堪えて涙を流しながら別れるってことしか言わないわけ、牧は。ちずと抱き合ってたこととかでブチ切れたりしないわけ、いや実際には春田がちずを抱きしめて「ありがとうでもごめん俺は牧が好きなんだ」って言ってたかもしれない可能性は0%ではないかもしれないけれど、だからひょっとしたらあそこで牧は「ちずさんと抱き合ってましたよね…!」ってキレてくれたら春田も上記のような弁解の余地があったかもしれないけれど、まあそれは描かれてないからわかんないし、それに牧が別れようって切り出したのはそれだけが原因ではなくて、牧には前述の母からのボディブローやらなにやらがあって、ちずと春田の抱き合い事案はダム決壊もしくは風船爆発の最後の一撃でしかなく、牧からしたら他のことも考えて自分は身を引こうって思ったということなんだと思うんです。もうわかる、共感せざるを得ない、牧最高、牧と友達になりたい。

上記の3人が聖人で、麻呂は聖母なんだと思うんですけど、ああ、瀬川さんのおもしろやり取りも今週も最高だったんですけどもう他のことがあまりにあれで書くことできないですけど瀬川さん最高ですね。んで。ちず?ちずあんまりじゃない?だってさ、あまりにあきらめが悪く女々しい自己満女でちょっとちず見そこなったわというか麻呂とのデートの時から最低な振る舞いだったんだけど、とにかくさ、まず牧にさ、「告白していい?」とか聞いてんじゃねーよ、勝手にやれよ、そこで牧は優しいしプライドもあるし、なにより春田を信頼していたいから、いいですよって答えるしかないんだよ。そこにつけこんで、"牧が居るにもかかわらず春田に告白することの罪悪感を減らす"、ことに牧を使いやがってほんとにしかもなにあの格好、自己満だから、その先なんも考えてないからとか言ってたくせになんであんな格好して告ってんだよ、ひっつめ髪にビン底眼鏡につっかけ履いて来いやって思いましたよね。なによりもやっぱり牧と付き合ってんのしってて告白するってのが正気の沙汰じゃないしほんとにちず許すまじですね。春田のこと混乱させただけだし牧のことも傷つけて、てめえわんだほう潰れる危機救ってくれたのは誰だと思ってんだてめえこんのやろって感じですね。

で?6話の最後?牧はその次の日出て行ったつって、1年後になってて、朝ご飯用意しているのがちずだったら、「あー胸糞わりいこの未練がましい女がこの」っって思ってたら?部長…?しかもなんで春田うれしそうなの部長相手で?しかも予告でもなんか部長とラブい感じ?

いや、別に僕は部長と春田がくっつくってのもね、いいと思うんですよ、ちゃんとそういう描かれ方があった末のことであれば。けどなに今んとこわかんないけど、春田が部長に理解を示すとか、ときめくとか、そういう描写一切なしであんなラブい感じになるって、まあ来週乞うご期待ってところなんでしょうけど、今6話みた時点では洗脳されたか催眠術にでもかかったかって感じで春田に対しておいまじなんだよそれって感情しかないですよね。

んで、部長ですよ、部長。なんなのあいつさ、あいつこそ誰よりも自分のことしか考えてないし、春田の幸せもこれっぽっちも考えてない。蝶子にも甘えっぱなしで。牧が春田のこれからの人生や幸せを考えて行動して悩んだり喜んだりしてたのに比べて、あまりに浅い、愛情と呼ぶにふさわしくないただの浮かれた恋心に過ぎないしょうもない一時の惚れた晴れたってな感情で常軌を逸したストーキングや公私混同の職権濫用をするあぶないやつ。7話の予告みたらなんだよどういう展開だよという怒りと戸惑いと哀しみにあふれざるをえませんですよね。この最後の数分間で僕は完全に牧原理主義過激派と化しましたね。

だって、牧が熱出して、でも熱下がったからっていって晩御飯の買い物にでて道すがらビッチに意味不明な告白の許可を求められて、そのあと食事作ってベッドで本読んでて、春田が帰ってきて部屋のドア開けて「ただいま」つってそのあと牧が「おかえりなさい」っていうところ最高に幸せと愛情にあふれたおかえりなさい、だし、その後の春田のものまねなどを経たあと、読んでた本から目を離してた時の顔といったら幸せに満ち溢れていたし(この記事のアイキャッチ画像)、それは部長が無理やり春田とバスタブにはいってうれしそうにしてるのとかとは違って、ちゃんと裏付けのあるこれまでの牧と春田のやりとりがあったうえでの、うれしそうな顔って感じがしてとても愛おしいなと思いました。

結局、"愛する人の幸せとは?"ってことを考えて行動してるのは武川さん、蝶子、牧だけってことなんですよ。春田は一生懸命牧のこと考えてたけど、ゲイがどういう当たり判定でダメージ食らうのかわからないから、牧の気持ちが決壊する前に対処できなかったってことで、春田は悪くない。でも予告で部長にニコニコしてた春田は悪い。

あれ、ひょっとしてあれ?部長と牧「入れ替わってるーーー」事案起きちゃった?実はあれ中身は牧?3話のタイトルが"君の名は。"だったし?ってすがる思いで都合のよい解釈をしようとしましたが、牧はあんなハートのデコレーションを部屋にほどこしたりしないので、やはりあれは中身も部長だとすると、ニコニコしてた春田は悪い。

なんかほとばしってしまって長くなりましたのでこの辺にしようと思います。来週どうなるのか最終回が!

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