民藝館行ったときのこと
そういえば土曜日、福岡に住んでる地元の友達が東京に来てたのでちょっと会ったんですけどね、日本民藝館に行くっていうから一緒に行ったんです。そんで、今、布の、染め物の展示をやっててですね。どのデザインも無駄がない、って感じで、しかも大胆な配色だったり、かわいいモチーフだったりしてとてもよかったです。向かいの西館？も開館してるってことでそちらも見たんですけど、こちらは柳宗悦の自宅だったところらしくて、いいおうちにお住まいだったのだなと思いました、いろんな部屋を見て回るのが楽しかったです。二階の廊下、階段脇にある水道の蛇口が、どうかんがえてもシンクとずれててなぜなのか…と思いました。
んで、この展示見てたら、小さいちびっ子を連れた3世帯くらいの家族が居て、子供たちめちゃくちゃ興味ゼロで「つまんないー！かえろうよー！」ってでっかい声で言ってて親が「しッ！静かにして！」って言ってたんですけど、どういう意図で来てんのかわかんないけど、子供たちに良いものを小さなころから見せてあげたい親心なのかもしれないですけど、民藝館の展示みて興味が出てその後芸術の道へ…みたいな子供は稀で普通は戦隊モノのショーにでも連れてって上げた方がよほど感受性豊かに育つんではなかろうかと思うのですけど、まあ僕は子供いないんで根拠ゼロなんですけどね。んで、そんな子供なんでわりと走り回ったりしてて、結構この日は外国人やお年寄りも多く、にぎわっていたので、あぶないなって思ってたんですけど、そしたら子供がタッタタ！って走って展示品に触ったんですよね。そしたら展示の関係者っぽい男性がわりとしっかりと「触らないでください!」って親に言って、その後、学芸員ぽい女性が「お子さんは手をつないでいただくか、抱っこしてあげてくださいね」ってやさしくフォローしてたんです。この学芸員さんはさらに子供に向かって「あっちに虫がいるんだよ？みた？」とかって感じで子供にもフォローしてたんです。で、その母子は引き続きその展示を見てたんですけど、そしたらまた子供がぐずって手を放そうとしたがってて「放して～？なんで～？」的になってるところ、母親が「手を放さないでくださいって言われました！！」って子供に大声で言ってて、うわまじで？って思いました。なんか、そもそも民藝館に親のエゴで興味も関心もない子供を連れてくるのがどうかと思うし、さらに人に注意されるまで子供と手をつなぐでもなく走り回らせて、展示にさわったからさすがに職員の方も注意した、っていう流れで子供に対してそういう注意の仕方する？って思いました。手を放さないでって言われたからではなくてあなたの子供に落ち着きがなくて言うことも聞かないから手をつないでないと展示に触ったりしちゃうから手をつないでるんでしょうに、なんかまるで学芸員さんたちを威嚇するみたいな声であてつけのようで、気分悪かったです。
僕子育てしたことないんで、こういう感想持つのかもしれないですけど、子供が行くのにふさわしい場所かどうか考えて行動するのも親の務めなんじゃないのかなと思いました。
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