Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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同級生にピアノを教える

中学生が主人公の本を読んだら、自分が中学生だったころのことをぼんやり思い出してみたりしました。僕は周囲におそらくだいたいゲイだと思われていたと思うんですけど、わりと中学3年のときは、同級生は優しく、特にヤンキー的な人物から好まれるような感じだった気がします。僕はピアノを弾くのですが、一時期、放課後にヤンキーに音楽室でピアノを教えていました。僕の通っていた中学校には二つ音楽室があって、メインの方にはグランドピアノがあり、施錠されていたのですが、もう一つの方には古いアップライトがあって、半分物置のような感じで施錠されておらず、自由に入ることができました。とはいえ、誰も入ってピアノを弾いたりする生徒がいなかったので、僕たちが占有していました。何の曲を教えていたかはぜんぜん覚えてないのですが、夕方の西日の差す教室の雰囲気は覚えていて、ある時なんか視線を感じて入口の方をみたら下級生の女子が数人で覗いていて、僕が気づいたからかさっと立ち去って行ったんですけど、それで(なんか…男二人でピアノ教えてるのって変って思われてるかなもしかして)と思って、ピアノレッスンはなんとなくやらなくなりました。

このヤンキーはもちろんゲイではなかったのですが、かなり僕に親しかったというか、なんというか○○ちゃん(僕は大体皆にちゃんづけで呼ばれてた)は"マブ(ダチ)"だって感じの、昭和な感じの、尾崎豊とゆずが好きなヤンキーでしたが、高校は別の高校になって、しかもあっちは親が離婚して、母親について1000キロ離れたとこに引っ越したりしたので、当時携帯くらいはもってたものの音信不通になりました。と思ったら2年後ぐらいに地元に戻ってきたと思ったら背中に模様をいれてきてたりして、(遠くに行ったねえ…)ってなりました。結局その後僕が大学進学で地元を離れて、20代前半のめまぐるしい人間関係の入れ替わりで、完全に音信不通になりまして、去年くらい突然連絡きたけど、もはや話が合わず、って感じで今に至ります。

それにしてもシチュエーション的に、中学の時の僕がなにかを誤って告ったりしなくてよかったなと思います。

 

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