ぼくはこうして大人になるを読んだ
出張の飛行機(もちろんエコノミークラス)で、僕は寝ることができないわりに小さい画面で見る映画が好きではなく、時間をつぶすには目をつぶってただ時の過ぎるのを待つか、ゲームをするか、本を読むかになります。ゲームも発売日に買ってそのままやってなかったサガスカーレットグレイスをやろうとしたんですけど、ただでさえ疲れるエコノミーの座席で、戦闘システムになじむだけの体力や気力がなく、セーブして終了。Kindleで買ってた本を読むことにしたのが「ぼくはこうして大人になる」です。前置き長い。
長野まゆみさんって初めて読んだんですけど、情景の描写が美しかったです。ところどころ謎の用語(慰安、とか)が出てきて謎でしたけど推測すれば済む程度の謎です。ストーリーは双子の姉兄をもつ15歳の主人公と、転校生と、幼馴染(幼少時から)と、幼馴染(小4から)と、クラスの女子とかが主になんやかんややる話ですが、思春期のゲイのやるせなさ的なところ(そしてそのやるせなさは大体アラサーになっても続くんですが…)がとても共感できて、(あーそういう感じあったなー…)とか思いつつ読みました。正直主人公の言葉の選び方とかが背伸び感がすごいんですが、これは背伸びしてるわけではなくて長野さんワールドなのだと思います、でも逆に思春期のあの中二病的な背伸び感だったらそれはそれでいいですねと勝手に考えたりしてたら読み終わりました。よかったです。
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