ピアノ協奏曲を聴きに行きました
昨日は午後からピアノ協奏曲を聴きに行きました。大好きなラフマニノフの協奏曲第2番が聴けて最高でした。最初ベートーヴェンの皇帝が始まったときにはなんだか音ちっちゃいな、と思って、S席とったのにな、とか思いながら聴いてたんですけど、人間の耳ってすごいのか、じょじょにたぶんその場の音量に最適化されていくようで、その後チャイコフスキーを経て、ラフマニノフの時には大迫力で聴こえるようになってました。不思議。それにしてもあの大きな音に囲まれるうえに大体同じ場所（ピアニストとか）を見つめてると、催眠みたいになるのか、聴いてるし集中してるのに眠くなります。周りの客層もみんな貴婦人もしくはピアノの先生もしくは音大生もしくは貴婦人の旦那、って感じだったのに、わりとみんなところどころうつらうつらしてました。みんな好きで聴きに来てるだろうに。不思議。
そして、ラフマニノフの第2番の第3楽章になると僕の集中力もものすごいことになり、眠気はなく、全神経が研ぎ澄まされて音楽に没入しているって感じで最高でした。聴き終わって帰るときはなんだか全身マッサージを受けたかのような、もしくはひとしきり泣いた後のような、または超快眠だった日の朝のようなすんごいスッキリ感がすごかったです。あれだけ集中するとそういうことになるんだなあ…と音楽ってすごいねえ、って思いました。客席は満席で、盛況でした。あと「ブラボー！」っていうブラボーおじさんもいました。ブラボーおじさんも初めてブラボーって言ったことがあったはずなんですけど、最初はちょっと思ったより声でなくてブラボォゥ…ってなったりもしたのかな、とか帰りの電車で考えてて全然余韻楽しめてないねと思いながら帰りました。
あと、オーチャードホール行くときに通りかかったBunkamuraのカフェ的なところとかの客層が最高に富裕層でお上品でした。ああいう余裕のある生活がしたいです。
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