選挙だった
選挙でしたね。投票行きましたか、僕は行きました。今年の出口調査の人はシャイボーイで話しかけてきてくれなかったのでご協力することがかないませんでした。僕は現実生活で誰かと選挙について話すことはほとんどなく、親と少し会話するか、彼氏と選挙特番を見るか、くらいなのですけれど、ツイッターだといろんな人がいろんなことを言っていて興味深く眺めています。僕が思うのは、結局皆自分のためになる政治を望んでるのかな、ということです。そして別にそれでいいじゃないの、ということです。同性愛者が悲願の同性婚の実現を目指し投票を呼びかけるのと、土建屋の社長が従業員とその家族の生活を守るために票をとりまとめるのは、どちらも自分の人生のためにやっていることでどちらがいいとか悪いとかではないな、と思います。東京で会社員やってる同性愛者からすれば地方で不況にあえぐ土建屋が食いっぱぐれようが知ったこっちゃないし、地方の異性愛者の土建屋からすれば東京の同性愛者が結婚しようがしまいがどうでもよいでしょう。立場が違うんだから政治に求めるものが違っても仕方ないですもんね。だから皆言いたいことがあるなら自分の立場をはっきりさせてモノを言えばもっとわかりやすいのにな~、と思うのですが、わりと皆シャイなのか、自分の立場は明らかにせずに、人のことあれこれ言ってる感じがして不思議だな~と思いました。まあそれだけ政治ってのはセンシティブな話題ですよね。ところで僕はゲイなのですが同性婚にさほど興味がありません。実現して幸せになる人達がいるのであればなによりですが、政治に求めるものにそれをいの一番として位置づけるかといえば、それはないなと思います。ありがたいことに僕には定職があり、雨風をしのげる環境で生活ができています。平均的日本人からすると海外とのやり取りや訪問も多いほうでしょう。そして地方出身者であり、衰退する地域のことも多少実感を伴って耳に入ってきます。大伯父が戦争で20そこそこで戦死していて、子供の頃は土地柄原爆教育を多めに受けました。そんなプロファイルの僕がこの立場で見る世界と、他の人がみる世界はきっと違うと思うんですけど、どうやら僕はマイノリティと位置づけられるゲイのメインストリームの政治思想ではないみたいだな、と選挙のたびに思います。世の中虹色なんだとしたら、多様な価値観をお互い認めあえるようになりたいですね。まあでも自分の思想とぜんぜん違う人々が優勢になったら居ても立ってもいられなくなるのも人情なので難しいですね。いずれにしても政治思想と普段の付き合いは切り分けて是々非々でコミュニケーションできるとよいなあと思います。
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