方言チェックしてしまう
もう寒い。数日前にすっかり初夏の到来に浮足立って毛布を洗濯して真空圧縮したにもかかわらず、また寒くなりました。5月なのにどうしてこのように寒いのだろう、と例年どうだったかを思い出そうとしますが、不思議なことに毎年思い出せません。人々との会話の中で「子供のころは、夏こんなに暑くなかったよね~」みたいなことを言われても正直ぜんぜん覚えてないし、どちらかというと(昔を思い出す中年枠チームに強制加入させないでほしい)と思うことすらあります。いつまでも気持ちは若くありたいのが人の性です。まあ、こんなこともあろうかと僕は2枚ある毛布のうち薄手の一枚は洗濯せずに出しっぱなしにしておりました、だいたい油断したところでスキを突かれるのが人生ですから、年の功ってやつですね。ところで、昨今の情勢、地元のことがやや心配になって普段は一切見ないローカル掲示板(〇ちbbsとか〇さいとか)を覗いてみたんです、そしたら結構地元の人々が書き込まれていたんですけど、なんていうか、匿名掲示板なだけあって、基本ゲスい感じで有益な情報なんもなかったんですけど、ここで使われている方言が、なんだか、僕が持つ方言スキルとは違うもののような気がして、というか違うんですけど、なんかこう、なんていうんですかね、誤解を恐れずに言えば、「関西風西日本方言の浸食」がとうとう長崎県にも及んでしまったのか、という感じですね、僕は別に関西にも四国にも中国にもなんの恨みつらみもありませんけど、言葉に関してはこだわっちゃう派なんですよね、なので例えばドラマとかで俳優さんが長崎弁を話したりするのとかもピーコ並みに辛口チェックしちゃいますね。んで、この掲示板で結構な人が「~なんやない?」みたいな喋り方してたんですよ、もうなんか、なんていうか、敗北感って感じですね、言葉はかわるものですけど敗北感ですね。そういえば昔、僕の地元では少年少女が高校生になり他の市や町の高校へ行ったりすると、そこで第一次方言恥ずかしい期が訪れていましたね、地元の人々は皆使う言い回しを、他の市やら町からきた人々は使ってないので、そこで恥ずかしくなっちゃう現象ですね。思春期の少年少女なら仕方のないことです。でも今になってわかるんですけど、方言、結構市や町の地区レベルでも違ったりしたんですよね、で、家庭でも違うんですよね、昔は気づいてなかったんですけど、僕の方言は長崎北部+佐賀西部+島の言葉なんですよね、親とか祖父母の流れからして。なので僕が使う方言は根っからの地元の友達には伝わらない言い回しあったりして、あと僕は母親や祖父母とすごく会話をする子供だったので、彼らの方言の影響を強く受けていて、兄はそうでもなかったからか、兄とケンカした時に単語が通じなくてケンカが終わったことがありました。そう考えると「~なんやない?」って言葉も僕が気づいてなかっただけで当時から人々は使ってたのでは、とか思ったりもするものの、ただよく考えると大学から福岡へ行ってそのまま福岡に住みつづけ、福岡の人と結婚し、お子をもうけた幼稚園から知り合いの友人は、「~なんやない?」っていうんですよね、なのでやっぱ福岡からの影響強めなんじゃないかと思ってんですけど、そういえば僕の父は福岡大好きマンで福岡に勝手に住んで向こうで仕事して地元のコミュニティに溶け込んで大家さんの孫とかとも馴染んでエンジョイしてたんですけど、彼も「~しよったんやない?」みたいな喋り方をしてた気がするんですよね、でも”しよ~た”にならないあたりにハイブリッド感というか、育った言葉が抜けきらない感ありますね。さっきからやないやない言ってるけど、んじゃお前はどういうんだってことで僕だったら「~しよったっちゃない?」って言いますね、でもこれが果たして地元の言葉確定なのかといえば、それは確信がもてない、僕の先祖が移り住んだりしてきた過程で凝縮された我が家特有の言い回しかもしれないし、なんだかわからなくなってきたんですけど、僕の中の方言時計は20歳で基本止まっているので、地元の友人や兄などの同じくらいの世代と話す時に僕一人だけピュア方言話してる感じになりそうだなって思います。とにかく僕は方言にうるさいということです。
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