Augustsky

30代ゲイが日々のことを書き綴るブログ

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人の仕事をリスペクトしろ

中学生の時、夕方の時間、長崎県にはテレビ東京系列がありませんので、この時間に大都会で放送されているアニメなどが放送されていました。なんとなくテレビ見てるとすんごいスタイリッシュなアニメが流れて、正直、こんなにスタイリッシュなアニメ流すなんて人のこと馬鹿にしてんのかという意味不明な感情を抱いたくらいスタイリッシュでおよそ田舎の夕方4時の田んぼと山の夕暮れには似つかわしくない映像でむしろこの千周周って田んぼと山がスタイリッシュなのではと思えてくる宇宙のアニメがカウボーイビバップでした。毎日見損ねた上に録画もVHSの時代ですので、何か円盤(今よりも一回りも二回りも大きい)を買うために大都会佐世保の四ケ町アーケードのカワシモレコードへはるばるバスの特急に乗って1時間弱をかけて行ってもささやかなお小遣いで買えるのはLD一枚(2話分収録)のみ。そんな時代もあったねといつか笑って話せる今夜、Netflixで見放題なこの時代、20年の月日を経ればこんなにも世界は便利で財布に優しくなるのだと感激しておる次第です。

中学生といえばエヴァンゲリオンの旧劇場版が夏休みのとても暑い日に封切られ、部活をさぼってこれまた大都会佐世保のシネマボックス太陽まで見に行ったことが思い出されます。すでに「DEATH&REBIRTHシト新生」を、友達の姉ちゃんがwowowで録画してたやつをダビングしてもらって見ていたので、前半は擦り切れるほど見ていましたがそれでもミサトさんがシンジに車で使徒について語る場面のBGMが無くなっていることや弐号機が煙の中から顔出す時に音が足されていることなどを新鮮に思いながら見ていましたけれど、皆さんご存知の通りの空しき流れでしたので、作品を見て胃が痛くなるということを初めて経験した夏でした。最近は偽りの、再生(アスカが立ち直って無双するシーンの音楽です)を聴きながら仕事をしています。やはり春はあけぼの、夏は旧劇だなって思います。

今日、デザインというほどのこともないかもしれないけれど、フライヤーを作ってたんですね、わりと年に一度の会社の大きなイベントの。昨日上司が「明日teran君時間ある?」とか言って頼んできたので。んで、イラレで作ったんですけど、無難なクソ保守的なものにしようと思えばいくらでもできるんですけど、それだと自称デザイン愛好家がたくさんいる社内ではあれこれ言ってくるクソ野郎どもがいるので、今回は、ちゃんとクソたちの顧客の意識高い人たちが好きそうなもの作るかと思って好きな某仏ドラマ意識しながら、意識高い感じで作ったんですけど、上司(デザインの勉強したこともなければ独学で作るのも生ごみレベル)に見せたら案の定色が気に入らないとかダメだし食らったので僕は「あとは好みの問題なのでご自由にどうぞ」って言ったんですけど彼はなんとなく嫌、とは言えるものの、的確に「こことここをこう変えてみよう」というアートディレクションができるわけでもないくせに「とりあえずやってみ」みたいなこと言ってきて、そのセリフは春田が牧に言う時だけに許されるものでお前が言うセリフじゃないんだよと思いつつ、まあそんな人なので、思い付きで「紫とか」っていうので一応「紫にしたら色が沈みますけどとりあえず作りますね」つって、紫版と袋文字版と保守的版としょうもない版を8個くらいバリエーション作って印刷してテーブルに並べて見せたんですけど、彼の指示通りに作ったもの見せたら、僕の時間の無駄遣い以上のなにものでもないってことを彼は理解した様子で僕の最初に作ったものに意見を寄せてきたので、僕は僕が作ったものだからバランスを全部考えて作られているのであって、それをフランケンシュタインにしたらフランケンシュタインにしかならないので一部の要素をいじったら他もいじらないとだめになりますよつって、そんで、結局全然違うものを作る彼のオーダーで全然違うものを作ってたんですけど、僕上記のバリエーションたちをテーブルからしまうのを忘れてたんですね、んで後輩に別件でお願いしてた仕事について聞かれてたのでそれについて答えてたんですけど、窓の外の雨の様子を見るためにミーティングスペースに来て「雨がひどい」って言ってるやつら5名ほどがそこに置きっぱなしだったバリエーションズを見て、あれこれ批評を始めたわけです。僕としては、というかものを作る人ならそうかもしれないですけど、完成してない、作ってる途中のものをジャッジされるのは非常に不本意なのですけど、さらにそれが僕が意図してるものではなくて上司があれこれ言ってるフランケンシュタインのものなので、それについてデザインの先生みたいな調子で(僕が働いている会社はある種のデザインの専門を挫折してきたやつらがそれでも自分は専門外の例えばグラフィックやウェブのデザインについても博士だと思ってるやつらがたくさん働いています、自分の専門分野ですら食ってけずにここにきたくせに本当に惨めたらしいやつらです)あれこれ批評し始めるのですんごいイライラして、でも後輩と打ち合わせしてる途中だし我慢してたんですけど、およそ看過できないようなことを言い始めたので我慢してたんですけど堪忍袋の緒が切れて、後輩に「ちょっとすみません」って言ってやつらのところへ行って、勝手に広げられている印刷物を全部集めていると「ああ~撤収された~」とかいうやつの目の前でそれらを全部ぐしゃぐしゃに丸めて「聞いてたらスゲーイラつくんで」と言いながら近くのごみ箱に突っ込んで自分の席に戻って後輩に「すみません、で続きなんですけど」って続き打ち合わせし終わったらフレックスタイムの時間を切り上げて帰宅しました。んで、ワイン買ってきて飲みまくって今に至りますが、久しぶりにイラつきすぎて体が震えました。もうあんなクソたちにあれこれちゃかされて揶揄されるんだったら、ワードで文字のみのA4ペラ作ってそれでフライヤーとしようと思いました。

このクソたち、僕とは別の部署なんですけど、もう僕は再三申し上げていることではございますが、決して僕は彼らの仕事をジャッジしません。なぜなら彼らはそれを専門として仕事でやっているわけであってたまたま僕が目にした彼らの成果物であるプレゼンのスライドがこの世のものとは思えないダサさやわかりづらさであったとしてもそれは彼らが彼らの責任と専門性において下した判断のもとに作られていると認識しているからです。たまたま目にした僕が考えるよりも1000倍彼らが日常の業務で自分たちの仕事について考えを巡らせているであろうことは当然のことですので、部外者の僕が僭越なことを申すまでもありません。

なのに僕以外の他部署のコンサルだの営業だののやつらは自分の領分も能力も経験もわきまえずにクソみてえなクソ意見をしょうもない頭から次から次へと吐き出してくるので今回ばかりは僕の忍耐の限界を超えて行動してしまったってな感じです。本当にどうして皆、人の専門分野を、自分が普段していない専門外の分野の仕事をしている人の仕事に軽々しく口を出すのか、なぜそこに尊重、リスペクトの精神がないのか理解に苦しみます。ですので明日からもまたこのようなことがあればより過激な手段で僕の気持ちを伝えていきたいなと思います。

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