弟の夫(最終話)を見た、けど具体的な感想書いてない
DISH//さんの恵比寿物語を聴きながらとなかぞのすべてのファミリーのことを想っています。
今日はですね、昼休みに入手しそこねたザテレビジョンを住居の駅の本屋さんで入手して、ワインを2本買って、食べ物をちょいと買って帰ってワインを飲みながら弟の夫を見たんですけど、とりあえず弟の夫のことは後述するとして、ジョンの匠海くんのかわゆいことですよ、あーかわいい。この地球上に20歳男性が数億人いるとしてもナンバーワンのかわゆさですよ、なんてことだろう、こんな地球一かわゆい20歳が日本にいて世界の皆さんが気の毒で仕方ない、来月ヨーロッパ出張行った時に日本代表してパーティで謝っときますね。謝ると同時に自慢しておきますね。
って思ったらわたさくクランクアップしちゃったよー、まじで、寂しい…まじで…これから、今年、どうやって、生きて、ゆけば…とにかく円盤出していただければ、必ず購入いたしますし、できる限りの特典をつけていただいて20万になっても毎日もやし食ってローン組んででも買いますので、というかそういう形で、通貨という形でしか貢献できないので、それでこの素晴らしき価値あるドラマへの貢献を市井のいちとなかぞファンとして貢献させていただければ恐悦至極に存じ上げ奉ります。いや、今このテンションだと木曜日の23時には介錯人を要するのではないかともう今から浮き世に生きていく自信がない。
でね、弟の夫(最終回)を見たんですけど、NHKオンデマンドで、210円払って。BSプレミアム映らないから。なんだろう、ワインを飲んでるからだったからなのか、もう涙がエンドレスレインでfall on my heartって感じでした。こないだ、某Twitterで、「弟の夫を観てLGBTの理解者になった気になってる人は勘違いしないで。 人権啓発ビデオみたいなものだから。」って言ってる人がいたんだけど即フォロー辞めたんだけど、なんなのこの界隈のさ、上から目線、まるで自分達だけがLGBTのことわかってますっていう当事者の集団。僕はLGBTを政治的に利用しようとするアライも嫌いだけどこういう原理主義的なやつらも大っ嫌いで、どっちも極端なんだよ、なんだよ「勘違いしないで」って、勘違いしてんのはお前らだよ。自分達をゲイ問題の権威だとでも思ってんのかよ、これはドラマなんだよ、美しい話のドラマなんだよ、フィクションなんだよ、いい話のフィクションなんだよ、それ以上でもそれ以下でもないのに勝手に人権啓発ビデオにすんなよ、どんだけ自意識過剰でおこがましくて、あつかましいんだ。だから声のでかいゲイは嫌いなんだよ、自分達はマイノリティの中のメインストリーム気取りだけど、二丁目にもいかないオネエ言葉も使わない出しゃばってゲイの代表面しない、結婚したってことを偉業のようにアピールしたりしない僕のようなゲイからしたら井の中の蛙がでけー声でほんとにみっともないことだよ。
このドラマの素晴らしいところは、"家族"ってところであって、ゲイっていうことは確かに大きなファクターだけど、それだけを前面に出してるわけではなくて、わかりあおうとすることができなかった弟に対する兄の後悔や愛情を、弟の夫という存在を通して描いている家族ドラマで、そこには普遍的な偏見とか誤解とか、コミュニケーション不足とか、勇気がなかったこととかそういうことが描かれているわけであって、そういう普遍的なテーマを描くことにおいてゲイというテーマが選ばれているだけ。でもゲイというテーマが20年前ならとんねるずのネタでしかなかったのに、こういった家族の問題の切り口となったということは僕は素直にありがたいことだと思う、少なくとも僕が思春期だったらどれだけ心強く、勇気づけられることだろう、と思います。もちろん原理主義者のような穿った見方も一理あるかもしれない、NHKの偽善者たちの戯れかもしれない、でもこれで心打たれたり、考えなおしたり、勇気づけられる人がいれば、それはとても価値のあることなのではないでしょうか。
僕は、涼二がカナダに行って幸せに暮らしたことは素晴らしいと思うし、マイクと結婚出来てよかったなと思います。僕は故郷を捨てて東京に出てきたけれどゲイじゃなかったらたぶん兄と同じように地元で仕事して結婚してたと思うんです。兄は、弥一と同じように僕のことを理解してくれるだろうか、2人しかいない兄弟だけれど、もし兄に本当のことを言えたら、そしてもし受け入れてくれたらどんなにうれしいだろうか、と考えてみていました。こんなことを考える余地をあたえてくれる素敵なドラマが弟の夫でしたので、僕はとても素敵なドラマだったと思います。
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