タイムマシンmixi
Hi, わたさく副音声最高でございましたね。細かく書くときりがありませんが、北村匠海がちょいちょい自分の家族の話やら自分が家族にどう呼ばれてるかとか自分は自分の親みたいな結婚したいみたいなプライベイト感を出してくる感じが最高によかったですし最高によかったです。さくがわたるんに抱き着くシーンとかで二人とも照れ気味だったのも最高でしたし、この副音声を含めたこのドラマをみたことは、今週一番良かったことです。
ところでさ、mixiってございましたでしょう。僕の世代と言いますとあれが大学時代に流行ってた世代なんですが、いまだに数カ月に一度、mixiに日記を書くんです。すると書いた数カ月後、ぽつり、またその数カ月後にぽつりと、廃墟を訪れる旅人のような人があるんです。もちろん友人としてつながっている人です。
僕は自分の日記を読み返すのが大好きで、当時どんなことを考えていたのか、思いをはせるのです。そういう時は当時聴いてた曲など聞くと効果倍増です。ちなみにいまはさっきmixiに日記書いてきた名残でweezerのpardon Meを聴いてます。これを聴くと大学の時相当に好きだったけど最終的にむちゃくちゃ嫌われてしまった同級生のことを思い出します。同じ学年、同じ学部、同じ学科だったんですけど、クラスが違って、第二外国語のフラ語が同じで（なんてうつくしいんだ……）って思って一目ぼれして、その後なんとかつながって、一緒に帰ったり一緒に授業受けたり帰りにカフェーでお茶するくらいは仲良くなったんだけど、結局「お前ホモだろ」って言われて終・了！って感じだったむちゃくちゃ苦い思い出を思い出して今最高に気分が悪くなったのでZARDの負けないでに曲変えました。
それで、僕もたいがい臆病者なんですけど、それでも30過ぎてからの友人関係なんて疎遠になっていくばかりなのにゲイだからってことでなんらかの負い目を感じてノンケの友達ズとの距離を自分から置いてしまいがちな自分に負けないでって感じなんですけど、なので、さっきmixiにむっちゃふんわり、カミングアウトしてきました。それを読む人は数人、奇特な人が、おそらく数か月後、僕が自分で日記を書いたことすら忘れてぼけーっとチョコレート食べながらワイン飲んで歌ってるあたりで目にするんだと思うんですけど、まあ、いい大人だし、いいよね。って思って。
きっかけは何になるかなんてのは些細なことだし、これまでも世の中にある作品には、アギレラのbeautifulやらgleeやらgagaのborn this wayやら勇気をもらうものがあって、自分の在り方や、一度しかない人生での振る舞い方、考えたり行動に移そうと思っては躊躇することがあったのだと思うんですけど、きっと今回、隣の家族は青く見えるをみたことで、徐々に膨らんでた風船がパーンと割れたって感じなんだと思いました。
ちなみにこの風船が徐々に膨らんである日割れる、っていうのは僕の10代のころのバイブルである、岡崎京子のリバーズエッジの影響でずっと心に沁みついている表現なんですけど、僕はリバーズエッジの山田君が大好きで、山田君のようになりたいと10代のころ思っていました。だから若草や吉川こずえのような友達も欲しかったのが今も女友達欲しいなって思うことにつながってるのかもしれないと思って、リバーズエッジググったら映画化しててしかもあと一週間で公開じゃないですか！しかもトレーラーみたら脇役含めて全員マンガどおりの顔してるじゃないですか！絶対見に行かなきゃ！ TOHOシネマズ渋谷へ。
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